はるのさくら
better half moon
まさに東屋にとって「恋の手前」な気持ち。
言い得て妙な題名だわ~( ^ω^)
本編中、怜王と東屋が隣同士で親しくしていた頃。
2人でゆっくり過ごそうとしていたら、クジラから怜王へ電話がきて、怜王が会いに出かけた時の東屋視点のお話。
怜王が嬉しそうに出掛けて1人残され、気持ちがざわついている東屋。
最近、つい怜王を見てしまうのは何故なのか、怜王への気持ちが何なのか、自分の気持ちが分からない。
分からないけど、衝動的に怜王を追いかけていた東屋で、いやそれ独占欲じゃんヽ(*´∀`)ノ
本編中でも、やだ独占欲丸出しじゃない♡なんて思ったシーンでしたが、東屋視点で読むと一層ニマニマしちゃう、そんなSSでした。
本品は『ベターハーフムーン』の
コミコミスタジオ特典のカラーイラストカードで
表面はカバーイラスト、裏面にSSが掲載されています。
本編幕間、東屋視点の小話です。
東屋はひょんなことから知り合った怜王に
お隣さんになってからかなり親しくなります。
そんな彼に好きだと告白されたものの
東屋は自分はストレートだし
怜王も「言いたいだけ」と言うしで
今まで通りの関係を続けていけると思っていましたが
このところ妙に怜王を可愛いと思ったり
酔いつぶれて記憶をなくした時のことを
思い出しそうとしてしまったりして困惑しています。
そんな時に怜王が友人の電話に嬉しそうにして
呼び出されていき・・・
ポスカサイズカードの二段組で
東屋視点で本編の裏側を描いた一幕になります(笑)
友人の名を嬉しそうに告げた怜王の声に
訳の分からない焦燥にかられた東屋は
たまらずに彼の安登を追いかける
・・・という本編で怜王がびっくりしていたシーンの
裏事情的な幕間になります。
本編を読んでも既に恋の欠片は見えていましたが
東屋視点で読んでもしっかり見えました。
鈍いというか、真面目と言うか、堅いと言うか
言い方を変えても同じですけどね (^-^A
※他特典(レビュー済)
アマゾン特典は怜王視点での本編幕間になります。
本編で怜王視点でこのシーンを読んだ時に、東屋はちゃんと怜王のことが気になってるんだと思ったんです。
なので、この時に自分の感情にちゃんと東屋が向き合ってさえいれば、怜王はあんな悲しい思いをしなかったのにと思ってしまいました。
でもそうなると、あの秀逸な攻めザマァが読めたくなったし、怜王を求めて必死に捜す東屋の様子も分からなかったからコレで良かったのだとも思うのです。
何より本社に配属された後に、東屋が怜王の影響で変われた自分を知ることが出来ました。
それを思うとこのSSのタイトルが凄く感慨深いです。