「運命と偽りの花嫁」コミコミ特典SS小冊子「冷たい堅さと愛を込めて」

unmei to itsuwari no hanayome

「運命と偽りの花嫁」コミコミ特典SS小冊子「冷たい堅さと愛を込めて」
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
30
評価数
7
平均
4.3 / 5
神率
42.9%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
運命と偽りの花嫁(コミコミのみ)

商品説明

文庫発刊記念・コミコミスタジオ購入限定特典書き下ろし小冊子
A5サイズ全12頁(内小説7頁)
アムリタがお忍びで市場を訪れるお話です。

レビュー投稿数3

バザールにて

千本品は『運命と偽りの花嫁』のコミコミ特典小冊子です。

本編後、イスラットのバザールでのお話です。

バザールの中でも宝飾品や舶来の毛皮、
珍しい果物などの高級品を扱う一角にある鉱石店にて
長く鉱石を見つめている青年に声をかけます。

その声掛けは親切さの中に疑いが載せられた声でしたが
客の青年は名札の無い石の名を正確に言い当て
博識ぶりを披露します。

店主は気持ちを切り替えて青年の目的を問いますが
祖国の方位と石を使った願掛けについて話をし
書物で学んだ本物に出会えたことを喜んでおり
どうやら恋人の瞳の色の石を探しているようです。

しかしながらどの石も
思う相手の瞳の美しさにはかなわないらしく・・・

A5サイズカラー表紙(カバー同イラスト)2段組にて
お忍びで市場に出たアムリタのお話になります。

青年は自分の湿原に慌てて詫び
店主もそれは当然と笑って流します。

青年が若王と異国の王妃が力を入る医学院で
働いていると知った店主は
王と王妃をたたえるフレーズを口にし
青年はそんな店主の穏やかに微笑みます。

そして1つの石を選ぶと高価すぎて持ち帰れないからと
店主は2つ折りにした紙と重い金貨の袋を渡されます。

程なくして青年の夫らしい人物が店を訪れ
店主は富裕層のおしどり夫婦かと納得するのですが
2人の会話と手渡された紙に書かれた所在で
彼らの正体を知ることとなる

・・・という日常のある日のお話ながらも
2人のその後が垣間見れてたのしい小話でした。

第三者の商人目線が次々と見方が変わっていくも
面白かったです。

2

お忍び

アムリタとイルがお忍びで市場に行くお話。

最初、鉱石店の店主は石を眺めているアムリタのことを
ちょっと疑った感じで接してくるんですけど、
そんな店主に石の話をアムリタがすると
店主の態度が変わっていくんですよね。

冷やかしか、石を盗むかもしれないと思ってた青年が
石に対する知識を持っているのでびっくりした感じなんです。

そこからお話が広がっていくのですが、
イルもアムリタも民に慕われている様子がわかって
すごく心がほっこりとしました。

それだけじゃなく、アムリタのイルへの思いが
この特典に溢れ出てて、読めてよかったなぁって思いました(*´ω`*)

1

こちらのお話も好きです

イスラッド王のイルと彼の王妃になったアムリタとの仲睦まじい様子が、イスラッドの一国民である鉱石店店主の目を通して書かれていてとても新鮮でした。

すっかりアムリタが彼らしい健やかさと聡明さと社交性を取り戻していて、イルの愛が彼を変えたのだと思います。

こちらの小冊子はイスラッドの首都のバザールの鉱石店を訪れたアムリタと店主のやり取りから始まるお話でした。
ちょっと話すだけでアムリタの賢さを知り態度を改める店主と、店主と会話を弾ませるアムリタでしたが、店主の言葉から王家をどう思っているのかを知るのです。

アムリタはイルの瞳の色に似た石を買い求めるのですが、選ぶのに1時間も掛けているのに彼への深い愛情を感じました。

そして石の支払いと配達のお願いをしたところで、イルがアムリタを迎えに来るんです。
ここでの2人の会話が仲睦まじくて、2人がこっそり王宮を抜け出して来たことが会話から分かりました。

店主は最初は裕福な夫婦だと思っていたのですが、2人の会話からもしかしてと思い配達先の住所を見て2人の正体を知り、仲睦まじさに国の未来を安泰だと思うのでした。

1