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ummei to itsuwari no hanayome
電子書籍の特典書き下ろし短編です。
イルとシャリーフが友好国へ挨拶に行くので、長く国を空ける彼らへ道中無事であるようにとお守りを刺繍しているアルスラーンとアムリタ。
器用なアムリタと対象的に不器用そうで、あれ?こんな人だったっけ?なアルスラーン。
なんだか王だった頃のことや自分なんてとか、シャリーフに迷惑をかけてばかりで…な卑下することばかり言って…。
そこへ現れるシャリーフとイル。
アルスラーンはさっとお守りを隠し、二人の馴れ初めの舞台だったこの中庭の話から、いかに当時のシャリーフが遊び人で自分が眠ってしまって、他に誰かを見つけてしまうのでは…と思ってたとか、シャリーフをからかう事ばかり言って。
あれ?アルスラーンって美しくて優しくてって感じだったけど、ツンデレで愚痴っぽい人なのかな?
アムリタの機転でアルスラーンにシャリーフへこの場でお守りを渡させることに。
散々こんなの自己満足だから!お前は目が高くて良いものを知っていて…と素直に気をつけて欲しくてお守り作ったよと言えないアルスラーン。
嬉しくてアルスラーンを抱きしめるシャリーフ。
アルスラーンって自信があるのかないのか、プライドが高いのか低いのか、シャリーフを振り回してるのかどうかよくわからん、と言うイルに、私は振り回されたいですよ。と答えるアムリタ。
そんなアムリタにせめてこの国ではずっと安心していてほしいよ、と言うイルでした。
アムリタとアルスラーンが、遠方に行くイルとシャリーフのために刺繍のお守りを、ぬいぬい…。
アムリタの祖国の刺繍を教わりながら作ってるので、アムリタは針仕事が上手いようだけど、アルスラーンは苦手なようで苦戦しています。
アムリタに習いながらシャリーフの無事を祈って、思いを込めて刺繍のお守りを作るアルスラーンの姿は健気ですね。そしてこの2人の仲の良さよ。素敵な義兄弟やわ^ ^(ホワ…)
2人でおしゃべりしながら作ってるときに、イルとシャリーフが部屋に入ってきます。渡すのが恥ずかしいアルスラーンは話を逸らし逸らし(可愛い 笑)。アムリタが助け舟を出して、仕上がったお守りをシャリーフに渡すことができました。
シャリーフは嬉しすぎてシャリーフをギューーッとな。ラブラブやん♡
アルスラーンは渡すときも、言い訳いっぱいのモジモジで可愛いんです。もちろんアムリタもイルにお守りを渡すんですが、こちらのカップルは「はいどーぞ」「おう」みたいな感じで、アルスラーンたちとのギャップ!いつものことなんでしょうね、慣れた感がありました。
このF4みたいな4人組、なんか良いな〜。
王国の安寧を感じさせる雰囲気が良かったです♪