kurinn
yuge no mukou ni asa wo miru
一見すると従順に見える五月の秘密が描いてありました。
五月は匠にかわいさを自覚して欲しいと思っているようで…。
銭湯の湯に入り髪を拭いてると、じっと見詰める匠がいるので「…なんすか?」と聞くんです。
どうやら匠は五月の普段の髪型と、前髪を上げた時の雰囲気がかなり変わると驚いて見ていたようでした。
「…これやっぱり変ですかね」と聞く五月に、「は⁉︎変じゃねえよ かっこいいよ‼︎」と匠はムキになって言ってしまうんです。
「…そうですか?」と照れる五月に「…もしかして大学でもしてんの?」と聞いてしまう匠なのでした。そして、慌てて「あっ 違っ いーんだよ なんでもしろ‼︎」と言い訳がましく言ってしまう匠でした。
「…ごめんいちいちキモいよな…」と謝る匠を抱き寄せて、耳元で「…匠さんにしか見せないですよ」と囁く五月がいるんです。
自覚してないってことすらかわいくて、たまにちょっといじめたくなるのだそうです。