「片羽の妖精の愛され婚」コミコミ特典SS小冊子「時を超えてきみのそばに」

katahane no yousei no aisarekon

「片羽の妖精の愛され婚」コミコミ特典SS小冊子「時を超えてきみのそばに」
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
11
評価数
3
平均
3.7 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
片羽の妖精の愛され婚(コミコミのみ)

商品説明

ノベルズ発刊記念・コミコミスタジオ購入限定特典書き下ろし小冊子
A5サイズ全12頁(内小説7頁)
リゼルが妖精郷に里帰りするお話です。

レビュー投稿数2

やはりキリアン良いなぁ

新しい族長になってから、初めてリゼルが妖精郷に里帰りするお話でした。

目的は妖精族との今後の交流についての話し合いなんですが、新しい族長の人柄とかが書いてあってとても興味深かったです。

それよりも一緒に馬に乗って妖精郷に向かう2人の様子がとても微笑ましかったんです。 
そしてリゼルが取りに行きたいと望んだ家に忘れた物に感動しました。更にリゼルが暮らしていた家に泊まりたいと言った、キリアンの目的を知って胸が熱くなったんです。
本当に出会うべくして出会った運命の相手だと思いました。

話し合いの様子にしても、妖精族と人間の新しい時代が来たのだなと期待できる内容でした。

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出来る限り幸せを

本品は『片羽の妖精の愛され婚』の
コミコミスタジオ有償特典小冊子です。

本編後、リゼルが妖精郷に里帰りするお話です。

サンザシの聖木に見守られて
お披露目をすませてから約1ケ月後、
リゼルはキリアンとともに妖精郷を訪れます。

前族長に無理やり連れ戻されたのを除けば
結婚してからはじめての里帰りになります。

初冬の樹林はほとんど葉が落ちているものの
キリアンは不思議と物悲しさを感じないと呟き
リゼルも地面を埋め尽くすくすんだ色の葉に
どこか温かみを感じていました。

こんなふうに戻ってこられるなんて
夢にも思っていなかったな

今回の里帰りの目的は妖精族と今後の交流について
話し合いをすることですが

2度と戻れない覚悟で外を出た事を考えると
リゼルにとっては鬼籍のようにも感じられます。

リゼルは待ち合わせの場所である集会所に行く前に
家に忘れ物を取りに行きたいと言うと
キリアンの目許がふっと和みます。

リゼルの忘れ物とは・・・

新書サイズカラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
ボリュームで妖精郷での出来事になります。

リゼルは郷を出ていく事になった時
何も持ち出す事を禁じられ、身ひとつで出ることに
抵抗はなかったものの

子供の頃のリアンに貰った手紙だけは
気がかりだったのです。

これで思い残す事はないというリゼルに
キリアンは今夜はここに泊まりたいと言い出し
リゼルは慌ててしまいます。

リゼルはその夜、
キリアンがこの家に泊まりたいと望んだ
理由を知り、幸せを噛みしめる

・・・という幸せな短編でした。

キリアンは1人ぼっちで生きてきた
リゼルの幸せを何よりも願っていることが伝わる
優しい小話でした。

妖精族と王国との今後の交流計画も
チラッとでてきていて良かったです (^-^)v

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