はるのさくら
kirai na otoko
本編終了後、1年ほどたっているようです。
予定のない休日は、向居の部屋で過ごしている南。
第2の我が家としてすっかり馴染んでいるそうです。
朝、南が起きていくと、準備万端朝食の準備が整っている。
あっ!これはあれね。
"昨日、無理させたから”ってやつだね( ≖ᴗ≖)
妄想が膨らみますわ~( *´艸`)
南には何一つさせず、座って日向ぼっこでもしといて、なんて、1年たっても甘い。
恋人は甘やかしたい向居は、全力で甘やかそうとしてるし、それが向居にとっての喜びだと分かってる南も、上手に甘えてる。
南がすっかり素敵な彼氏になってて、これからもいい関係を築いていける2人だろうなぁ、とほっこりなペーパーでした(^-^)
本編書き下ろし「勝てない相手」にも向井に対する千裕の本気度が書いてありましたが、こちらの特典ペーパーからも千裕の気持ちがとても良く伝わって来ました。
こちらのお話では付き合い出して1年後の、向井の部屋で当たり前のように過ごす千裕がいました。
甲斐甲斐しく世話を焼く向井が凄く千裕に惚れているし、甘やかすのが好きで幸せを感じている事も分かりました。
千裕も手伝おうとしてましたが、向井の望み通りにしているようです。
そして千裕は向井の望みが「同棲」だという事も良く分かっていました。それを言い出せない向井の事も良く理解していました。
千裕の今までの恋愛感とはこの恋が違う事も、そして向井の今までの恋人と千裕が違う事も…。
千裕の覚悟がとても素敵でした。
本品は『嫌いな男』のフェア店特典ペーパーです。
本編後、付き合って1年過ぎた2人のお話です。
千裕はごく普通の家庭で普通に育ち、
大きな挫折も葛藤もなく生きてきました。
誰かと恋愛するのも可愛いなとか
同じアーティストが好き程度のきっかけで十分で
人を好きになるのに覚悟が必要だとは
思った事は有りませんでした。
向井と付き合うようになって1年が過ぎ
特に予定のない休日をほぼ過ごす向井の部屋は
千裕にとって既に第二の自宅です、
昨日も夜から泊まっていて
昼食は千裕が起きる前に準備万端で
片付けようと袖をまくると・・・
A4サイズ(書店によって型違いあり)片面にて
千裕視点の過去回想を含んだ後日談です。
シーツ類を抱えて寝室からでできた向井に
「千裕は座ってて」とソファに追いやられてしまいます。
完璧主義者の傾向が強い向井なので
自分のやり方やこだわりがあるのだろうと
手を出さない出来ましたが向井は千裕に甘すぎます。
千裕は向井に自分には想像もつかない疵があると
わかってきました。
千裕の「好き」にいちいち反応する向井に
ふざけたふりで「好き」の大判振舞をする
・・・ラブラブな後日談でした。
本編が受視点、続編が攻視点、
それを受けての本作という流れで
千裕も大きく変わったことがわかる小話でした。
甘やかされて喜ぶだけでしなく
甘やかしたい向井の気持ちを優先している
感じが良かったです。