てんてん
hana ha shitone ni saki kuruu
本品は『華は褥に咲き狂う(7)神と人』の
フェア店特典ペーパーです。
本編の数年後、旗本永井家の出来事になります。
永井家の当主・彦乃進は妻の遠縁にあたる
統山家からの養子の話に迷っていました。
現当主に子供がおらず
御家断絶を避けるための申し出であり
四人の息子と二人の娘のいる永井家に話が来たのは
むしろ喜ぶべきことだとは思いつつも
譜代の大名という身分と家柄のみを頼り
己を高める努力を怠り、無役となった事で
益体の無い愚痴をこぼすばかりの男の元に
我が子を養子に出す事はためらわれ・・・
B5サイズ(書店により型違い有り)片面モノクロ印刷にて
別シリーズ『桜吹雪は月に舞う』とリンクした
お話になります。
本編で光彬の小姓を務め
かつて鶴松と呼ばれた現将軍の覚えもめでたい
永井彦乃進の子が統山家の養子となる理由が
描かれています。
別シリーズを読んでいないと
なぜこの番外編!? と思われる小話ですが
そちらもまた続編があると言う事かと思われます。
まだまだ楽しみは続きそうです♪
こちらのお話は光彬の小姓である永井彦之進のお話なんですが、高位旗本の永井家の当主となっていて、鶴松と呼ばれていた現将軍に重用されているとありました。
この内容から既に玉兎との闘いの結果が伺えます。
そしてこの永井家に彦之進の妻の遠縁に当たる統山家から、彦之進の子息を養子に取りたいとの申し出があったとの話からこの書き下ろしペーパーは始まっているのです。
彦之進も妻も統山家の当主の考えが透けて見えるので、この話を断ろうと思っていたのですが、子ども達の中でも抜きん出て優秀な鷹文が行ってもいいと言い出すのです。
この鷹文って名前にハッと来た方も多いと思います。そうです「桜吹雪は月に舞う」の統山好文の実父の鷹文です。こちらのお話では好文誕生までが書かれていました。
全てが繋がっていると思うと感無量でした。「桜吹雪は月に舞う」の続編も早くまとまって一冊になって欲しいと思います。