kurinn
yomei hantoshi no boku to sennen no koibito
本編は綺麗にまとまってはいましたが、従兄弟同士に生まれ変わっていたクライヴとユイがどうなったのかとても気になっていました。
それがこちらのコミコミさんの小冊子で読めるのですが、クライヴは有名指揮者になってオペラを作るまでになっていました。そしてユイは不世出の天才カウンターテナーとして、その新作オペラで主演なんです。
運命が変わる前にクライヴが願ってユイが夢見た通りの未来に感激しました。
それがコロナ禍で全て延期になり、クライヴがガッカリしていました。コロナ禍を出してくる辺りが上手いですね。
二人だけでユイのパートを練習している時に、クライヴがオペラの内容に納得出来ないと言い出して…というお話でした。
オペラの題名は本編タイトルと同じ「余命半年の僕と千年の恋人」なんです。そして千年前も現在のパートも悲劇で終わってました。
クライヴとユイをモデルにしているので、非恋に終わってるのがクライヴには納得出来ないらしいです。でもスポンサーからはハッピーエンドよりは悲劇の方が盛り上がると言われて、オペラの内容は悲劇に決まったのだそうです。
そしてクライヴはユイにどう思うのか尋ねるのですが、ユイは躊躇いながらも悲劇のままでいいと答えるのです。
何故ならオペラでのクライヴの役はイタリアのエロいテノール歌手だからだそうです。www
それを聞いたクライヴが納得してユイの為に新たなアリアを追加して、更にそのエロテノール歌手の悲劇の場面を増やそうと嬉々としていたのが面白かったです。
新作オペラが最高して世界中を飛び回る二人が想像出来るお話になっていました。
これコミコミさんで購入した人しか読めないのが残念だと思いました。