てんてん
dannasama to amayaka komori romantan
本品は『旦那様と甘やか子守り浪漫譚』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。
本編後、子供達が大人の秘密を暴こうとするお話です。
珠希と凜太は毎夜、大人達より早くに寝かしつけられます。
それが凜太には少々不満ですが
珠希が床に就いたのを見届け、
隣の部屋のふかふかのベットにもぐりこむと
自然とまぶたが重くなって眠ってしまいます。
兄の龍郎は凜太と一緒に横になるものの
またしばらくすると仕事が残っていると
部屋を出ていきます。
龍郎は凜太が朝起きるといつの間にか
隣に寝ていますが、時おり朝になっても
戻ってこない時が有ります。
そういう時は決まって
ゆっくりお風呂に浸かった時のような
幸せそうな顔をしているのです
珠希は龍郎がどこかにお泊りすると
伯父が甘いものを食べた時みたいに
幸せそうだというのです。
そこで2人は政隆と龍郎が内緒で
美味しいものを食べているのだ!!と結論付けます。
そして龍郎の後をつけようとしますが・・・
A5サイズ両面にて
子供達が龍郎のお泊りを疑問に思う小話です♪
2人とも起きていられずなかなかうまくいきません。
そんな時、凜太と珠希がたまたま
政隆が飲んでいた珈琲を一口飲ませてもらった夜、
2人は就寝時間になっても目がさえていて
龍郎が戻ってこない事を確信して
2人の秘密に迫ろうとするのですが
政隆の仕事部屋に向かおうとしたところで
ぬうっとした白い影に遭遇してしまうのです!!
ただでさえ怖い目に遭ったのに
龍郎には貯蔵庫に住むおばけに教えてくれた
2人が夜中に抜け出したと叱られて
しばらくは夜の手水に行くのも怖くなる
・・・という子供達にはちょっと可哀そうでしたが
読者的にはニンマリできて楽しい小話でした♪
子供達がお化けの正体にきづくのも
兄と伯父に何をしているのかを知るのも
ずっと先のようですが
大人達に守られている間は
おばけを信じる愛らしさを失わずにいて欲しいな
と思います (^-^)
本編でも凛太と珠希の二人が可愛くて、ほっこりさせて貰うシーンが何度もありました。
この二人が成長した続編を書いて欲しいと思った程です。
そして、こちらのコミコミさんの特典ペーパーでは、恋人同士になった政隆と龍郎の逢瀬に子どもたちが勘付いてしまうという、何ともハラハラするお話でした。
二人は龍郎が部屋を抜け出すのは、政隆とこっそり美味しいものを食べていると思い込んでしまうんです。そしてその現場に乗り込もうと虎視眈々と機会を伺っていました。
早寝の習慣がある子どもたちは中々機会に恵まれずに、何と正隆がコーヒーを一口飲ませてしまって、その日は龍郎が部屋を出た時も起きていたそうです。二人が龍郎の後を追いかけた時には、思わずギャー‼︎って叫びそうになりました。
そんなタイミングで子どもたちに声を掛けて、二人が怖がって部屋に戻ったのが地下の貯蔵庫に住むおばけなのでした。www
おばけの正体は読者なら直ぐに気がつくと思います。でもコレっておばけは正隆と龍郎の関係を知っているんだよなぁとか、知らない訳ないよなぁとか色んな事を考えてしまいました。
本編で色っぽいシーン少な目だよなと思っていたら、こちらの特典でもお子様視点で匂わせる程度の小話でした。お子様視点、好きだから嬉しいけど。
++
珠希と凛太は大人より早く寝かしつけられる→当然。でないと大人の時間ないじゃん。
それにうっすら気付いたらしく「絶対夜におやつ食べてる」と言い出した珠希。そういえば、朝になっても自分の眠るベッドに龍郎が戻ってこない時があると凛太も思ったので、ある日、頑張って起きて、いなくなった龍郎を探しに二人でお出かけしたのですが・・というお話でした。
お子様にはまだまだ早い、もうちょっと大きくなるまで待っててねと佐枝にも守ってもらう、可愛いお話でした。やっぱりお子様が可愛いんだよな。