kurinn
samishii kamisama no merry-go-round
フランスの死神である伯爵と、その伴侶である佳依のその後が伯爵視点で書かれてました。
本編が常に緊張感を強いられる内容だったのですが、こちらはホッコリしてクスッとする内容になってました。
すでに本編の番外編にあった勇舞との再会からは大分経っているようで…でも伯爵の伴侶となる事を決めた時の決意を佳依は忘れていないんです。
移動遊園地で1日だけ過ごす死者の為に、死神の伴侶として最善を尽くしたいと考えているんです。もちろん能の技量を磨くのも忘れていません。
でも死者に評判が悪いお化け屋敷を、何とか人気アトラクションにしようと佳依は必死なのです。そもそも伯爵はお化け屋敷を死者が怖がるか懐疑的で、それ故に2人の寝室をそこの2階にしたのでした。
なるほどなと伯爵の考えに感心して、佳依の努力の結果である2人に似つかない寝室の様子に爆笑してしまうのでした。
でも佳依に甘い伯爵は暫くこのままの寝室で我慢するんだろうなと思いました。