kurinn
gozen 2ji made kimi no mono
こちらのおまけペーパーを読むととても切なくなりました。
道夫がまだ事故に遭う前の高校時代のお話なんです。恭一が日常的に豊島家に出入りしていたことが伺えます。
道夫の母親は明るくて笑顔が道夫にそっくりなんです。彼女は恭一を気に入っているらしく、夕飯に誘っていました。
道夫は「賑やかですまん」「飯断っていいぞ」なんて言っていましたが、恭一は「ううん」ととても嬉しそうにしていました。
そして4人で賑やかに食卓を囲む様子がとても幸せそうでした。
幸せそうなだけに、これから起きる出来事を思うと胸が苦しくなりました。
道夫と恭一のそれぞれにちょっとでも勇気があったら、例え道夫が記憶出来なくなっても、灯さんという異物が入り込む余地は無かったし、恭一が長年苦しまずに済んだと思いました。