kurinn
shinra sukui no ookamiou to inori no kishi
本編でのマックスと同じ紋様を持った女性との婚約の儀の後の騎士団による馬上槍試合は、第一王子の策略で途中で中止に追い込まれていました。
第一王子が謀反で失脚したので、マックスとミランの婚約の儀の後の馬上槍試合と晩餐は滞りなく終わった事が書いてありました。
そして名実ともに「つがい」になった2人は熱い夜を過ごすのですが、その翌日に「王族の男が婚約の儀の翌日に1日相手の僕になる」伝統があると書いてありました。これは一種の愛情表現らしいです。
ミランはマックスに命令できるわけでもないと前日まで迷ってたらしいのですが、実はずっとしてみたかった事があるらしくそれをお願いしたのでした。
マックスに四つ足の狼姿になってもらい、一度で良いから大きな黒い毛の中に顔を埋めてみたいと思っていたのでした。
ミランがマックスの柔らかな毛の感触を無言で堪能していると、「幸せか?」と聞かれて「はい、とても。分かりますか…?」と答えるのですが、マックスは笑いを堪えているのです。
実はミランの耳と尻尾が出てしまっていたのでした。大人になってからこの姿を見るのは初めてだとマックスは言ってました。
そう言えばマックスの下の第三王子が、もし子どもの頃につがいに出会ってたら耳と尻尾が出たかもと言ってました。そして、マックスとミランは初めて出会った時は、お互いに耳と尻尾が出たんです。
この後、マックスは「お前を食わせてくれ」と言うのですが、ミランは「さすがに狼姿のあなたを受け止めるのは…」と言うのです。ベッドからはみ出すくらい巨大な狼は人間姿では無理ですもんね。www
するとマックスは「安心しろ」と言って一瞬で人間の姿になるんですが、マックスも耳と尻尾が出たままなんです。
「主と騎士としてではなく、愛するつがい同士として、もう一度二人の時間をここから始めよう」とマックスは言うんです。
それが二人が出会ったあの時なのだと思うと、かなりジーンと来ました。