てんてん
amakameru ou no nie
本品は『天翔ける王の愛贄~天鳳界綺譚~』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。
本編後、結婚への準備中のユキのお話です。
鳳王にとって凰が大切な存在である事が
王宮から正式に布令が出され、民達は皆、
ユキが王妃になる事を喜んでくれているようですが
とうのユキは男で平民である自分が
鳳王の花嫁になるなんてという
自分なんかかと言う思いが強くなります。
結婚式での衣装の仮縫いの時に
ついポロリと本音を口にすると・・・
A5サイズ方面にてユキの葛藤を描いた小話です♪
忙しい中で仮縫いの様子を見に来てくれていた
エルに聞きとがめられてしまいます。
エルはユキが重い衣装を脱がせてもらい
衣装係と召使たちを下がらせると
単刀直入に切り出します。
俺の妃になるのは重いか
俺はお前の愛をもらって鳳凰となった
身分も性別も関係ない
理屈ではわかっても四界の至宝とも呼ぶべき
鳳王の妃に自分なんかがという思いは消えないのです。
しかし、エルがユキが伴侶に慣れないなら
ユキ以外の者を褥に呼ぶことになると言われて
反射的に「やだ」と応えてしまいます。
ユキが崇め奉る鳳王が愛するのも
支えられるのもユキだけだとまっすぐな瞳と
真摯な声に乞われたユキが覚悟を決める
・・・というユキの決意での幕引きでした。
本編でもうまくまとまった感じだったので
ユキの悶々がけっこう続いていた事にびっくりですが
階級差は下の者ほどにほど重いのは仕方がないかな。
あとはもうエルの頑張り次第ですね (^-^)v