kurinn
sayonara unmei no alpha
本編の終章はレオン視点でしたが、こちらは旧友のエミールと学園の先輩であるケヴィン夫妻との再会をアレクシス視点で語られていました。終章では庭で遊ぶ子ども達と父親等に、室内でのレオンとケヴィンの会話でしたが、こちらのコミコミさんのペーパーは、その前の玄関先でのやり取りでした。
レオンとケヴィンの気安いやり取りに、エミールの息子達ばかりで無く、アレクシスの息子までびっくりしているようでした。
そして人見知りで恥ずかしがる息子と、人懐っこいエミールの息子達が早くも打ち解け始めていました。
そこでレオンが「とにかく中に入ろう。ケーキを焼いてあるんだ」と言うんですが、エミールがレオンが焼いたのかと聞いて、レオンがきまずそうに「…アレクが焼いたケーキだ」と答えるんですが、「母さんのケーキは、いつもぺちゃんこなの」と横から息子が口を挟むのが面白かったです。
その光景を見ながらアレクシスが、自ら家を修繕してケーキを焼くのはドイツにいた頃は想像もつかなかったが、自分はきっとこうした光景を望んでいた気がすると思ってるんです。
友人一家と楽しく笑い合うアレクシスとレオンと息子の姿に、こちらまで幸せな気持ちになりました。
本品は『さよなら、運命の人』のコミコミ特典ペーパーです。
本編後、終戦から3年後のお話です。
終戦から3年、
エミールは妻と2人の子供とともに
スイスにあるアレクシスとレオンの自宅を訪れました。
アレクシスはパリにいた頃ちらりと見た事はありましたが
エミールと言葉を交わしたのは実に15年ぶりです。
エミールの妻、ケヴィンは
学園の先輩で何度か見かけた事はあるものの
話をするのは初めてでしたが
レオンからよく話をきいているからか
初めて感じはしませんでした。
ケヴィンはアレクシスの話ににやりと笑い、
面白がるようにレオンを見ると・・・
B5サイズ片面にてアレクシスとレオンが
旧友と再会するお話になります♪
ケヴィンとレオンは
少年に戻ったようにじゃれ合い始めて
アレクシスは普段は
あまり子供ぽい態度を取らないレオンの態度に
思わずエミールを見てしまいますが
エミールに肩をすくめて返事とします。
アレクシスは友人一家を愛する家族と迎えられた事を
満ち足りた気持ちで喜ぶ
・・・という旧友達との再会を描いた話でした。
レオンとの仲を誤解していたエミールは
アレクシスにとって友人というよりも
恋敵だった期間が長い相手ですが
誤解が解けてからはレオン以上に
再会を求めていた相手ではないでしょうか。
本編でケヴィンの出番はありませんでしたが
エミール夫妻が長くレオンの良き相談相手だった事が
伝わってきたのも良かったです。
※他店舗特典(レビュー済)
アアマゾン特典は2人が再会した夜のお話、
フェア店特典は2人がパリ出た頃のお話です。