kurinn
ao no ou to shinjuhime
この小冊子を読んで、コミコミさんで購入してとても良かったと思いました。
まだ本編を購入してなかったら、是非こちらの小冊子があるうちにコミコミさんで購入する事をお勧めします。
こちらは蒼の王であるシグの従者である、猫族のアンジェロ視点のお話でした。猫族と言って同じ種族のオーロとラーメと違って、人間にしか見えない外見をしています。
そのアンジェロが陸にある「海の孤城」の最新技術で改装された、真新しい図書室で大きな一冊の本に気づいた所からこのお話が始まっていました。
その大きな本は実はオーロとラーメがシグとリアンの双子の子供たちが赤ん坊の時に、読み聞かせていた紙芝居を一冊に纏めたものだったのです。
その「本物の蒼の王と真珠姫」のお話がとても斬新で笑えるんです。そしてそのお話を通じて本編の裏側で起こっていた出来事や、海の生物達の気持ちを知る事が出来ました。これが可愛いやら泣けるやらで感動しました。
ベネツィア共和国との契約が無くなったことで、真の幸せを掴んだ蒼の王と真珠姫だからこその新しい呼び名に笑えたしホッコリとしました。
新しい家族も誕生して新しい歴史を刻み始める、幸せな海の王国のお話でした。
本編はいまいちシンクロできなかったでしたが、こっちは好きでした!終わり方が良かったなあ。使用人であるアンジェロが伝えてくれる二人の幸せな様子です。本編購入考えている方は、これ付いてる方が良いとオススメしたいです。
二人が結婚して数年後。二人がよく過ごす図書室を新しくし、本の整理をしていたアンジェロ。一番いい棚に置かれていた大きな少し傷んでいる本に気づきます。中を見てみると、オーロとラーメが双子のために読み聞かせていたお話で…
というもの。
オーロとラーメが作る新しい蒼の王と真珠姫のお話があったり、蒼の王の性格、本編でなぜああなったのか?と疑問に思っていたところなどをフォローしてもらえるお話になっていて、読んですごくスッキリしたんです。
そして最後にまた授かる新たな命。とっても幸せな気持ちで読み終えられた小冊子でした。できればこれ本編に入れていただいたほうが良かったんじゃないかなあ……