izumix
sekai de ichiban tooi koi
十嘉の視点も五十鈴の視点も描かれているんですけど、
お互いがお互いに出会って、考え方が変わったことがわかる特典になっています。
なんだろう…うまく説明できないんですけど
とてつもなく良かったです…!!!!
あらすじとしては十嘉がコンクリートから生えている花の写真を五十鈴に送って
五十鈴が『また素敵なもの見つけたら教えて』ってラインするお話なんですけど
その中に込められている二人の感情と空気感に
言葉に出来ない素晴らしさが込められています。
『あなたといると世界の見え方が変わるんだ。あなたは知らないんだろうな。それがどれだけ嬉しいかってことを』って部分があるんですけど
この部分は二人に共通している部分で、何とも言えない気持ちになります。
まだ付き合ってないなんて嘘だろ!?と言いたくなる特典です。
あぁ…心が浄化されました…。
久しぶりに作品を読み返し、またぎゅーっと心を掴まれ、余韻に浸っています。
もう何度読み返してるかな、この作品。。麻生先生の作品の中でもトップ3に入るぐらい好きです。
たった4ページの電子限定書き下ろしなんですが、麻生先生の見せ方が素敵すぎて。。
道端のコンクリートを突き破って生えてきたタンポポを見つけた十嘉。
それを五十鈴に伝えようとラインを送る、という内容。
その後の独白部分が、左右二人の描写の、ちょうど真ん中に書いてあって…
十嘉と五十鈴、両者が同じ想いを抱えていることが、見事に表現されているんです。
二人がスマホを見つめて微笑む姿が本当にぱあっと浮かび上がってくる感じ。
この4ページだけで、ああ恋って素晴らしいな、って実感できる。
さすが麻生先生。。出版されてからもう2年なのですね。続編、読みたいなあ。