てんてん
jujin denka ni oyomeiri aisare ouji no yuuutsu na shinkonseikatsu
本品は『獣人殿下にお嫁入り 愛され王子の憂鬱な新婚生活』
のコミコミ特典小冊子です。
本編幕間、初夜から1ケ月後のお話になります。
怒涛の初夜から1ケ月後、
ジークは数日前からむかつきが止まらないという
異変に気付きます。
エルマーに胃薬を所望すると何か悪い病では!? と
異常に心配されてしまいます。
しかし、その日は
皇太子争奪戦を裏から操っていた元宰相の裁判の日で
ジークは当事者として宰相の意図を知っておきたいと
譲りません。
そんなジークにエルマーは
裁判よりもジークの体調の方が重要です。
「僕にとって命よりも大切なお方なんですから」
エルマーがと言えば
「私もお前のことを大切に想っているぞ」
とジークも返して互いの手をガシッと握りしめ
見つめ合っていると・・・
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームにてジークの妊娠発覚とその後のお話でした。
調度セルゲイがジークの元を訪れて2人の親密な様子に
怒りを爆発されて扉をぶち壊すのですよ(笑)
執務が早く片付いたからジークと昼食をと思ったらしい
セルゲイの気持ちは嬉しいものの
ココで甘やかしてはならないと釘を刺しますが
エルマーがジークが吐き気を催していると告げると
セルゲイまで午後からの裁判の欠席をすすめてきて
ジークはうんざりしてしまいます。
結局、
具合が悪くなったら退席すると約束して出席するも
有罪を下された元宰相の発言にセルゲイが激怒、
それを止めようとしたジークは倒れてしまい、
その結果、妊娠が発覚する
・・・という妊娠発覚、出産と続くお話でした。
本作では語られなかった子供達の話とミラナのその後、
皇帝になったセルゲイの様子等が語られています。
王太子妃問題と絡んでいたジークの妊娠出産について
本編ではさらっと流されすぎかと思っていたので
補足さてすっきりという感じでした。
特典として書かれたからこその不足補完なのかもですが
本編があの厚さなのでこの小冊子分まで入れて
1冊にした方が読了感は良かったと思います。
初夜から一ヶ月後にジークフリートが体調不良になった事から、妊娠が判明するまでのドタバタが書いてありました。
セルゲイも相変わらずなんですが、ジークフリートの融通が利かない性格も相変わらずでした。
そしてあっという間に出産していて、本編でも触れられていた三人の王子が産まれて帝国中が湧いてジークフリートの偉業を讃えたとありました。
皇太子妃の商品が色々と販売される程のジークフリート人気を博したとありました。
また仔どもたちが生まれて半月後にミラナが彼女の"半身"と宮殿を後にした事により、二人はセルゲイが将来皇帝になった暁には善政を敷くと決意するのです。
セルゲイの在位期間に帝国はめざましい発展を遂げ、歴代皇帝のなかでも最も優秀で国を栄えさせた人物として歴史書に記されることとなったそうです。そして驚いた事に二人は最終的に10人の子宝に恵まれたとありました。
2段組の大ボリュームなんですが、お話が詰め込まれ過ぎていて萌が足りないんですよね。
本編でも甘さが無かったので、せめてひとつの事に絞って甘さのあるお話が読みたかったです。
この作者様は萌を良く分かってないと感じました。
攻め受け仲直りした後のお話でした。本編よりジークフリートのくそ真面目さがはっきり出ていて面白かったので萌にしました。本編好きそうだなと思う方はこちらの小冊子付のご購入を検討いただいてもよいのでは。
初夜から一ヶ月後、なんだか胃がムカつくと思っていたら・・というお話。
もちろんお子様ご懐妊なのですが、エルマーときゃっきゃしているところや、それにぷんすこ怒るセルゲイ等の関係性がはっきり書かれていて本編より面白かったでした。番外編だからですかね。
ミラナのその後のお話や、二人のその後のお話も書かれていて、読めて良かったわ!と思った小冊子でした!