kurinn
isekai no jujinou to iyashi no hanayome
ガーシュと優真の間に、初めての子であるセルシュ「セル」が生まれてました。
毛並みはガーシュに目の色は優真に似ていて、二人とも可愛いセルに夢中なようです。
ガーシュは兄に代わってルルを赤ちゃんの時から育てていたので、子育てはお手のものなのです。優真は狼獣人の小児科分野を修めた医者なのに不甲斐ないと、ガーシュと自分を比べて落ち込む事も多いようでした。
その日も湯上がりのセルに水分を与えようとして泣かれてしまい、ガーシュに代わった途端に泣き止んで眠ってしまったセルを見て、優真は泣き出してしまってました。
そんな優真にガーシュは自分もルルを育て始めたばかりの時は、失敗ばかりだっただと慰めるのでした。
そこへルルがやって来てガーシュの思い出の失敗談を色々と報告した後に、ガーシュが一生懸命お世話をしてくれたと話すのでした。
だから優真も大丈夫とルルは励ますのでした。優真は心が軽くなって二人に感謝して、セルを抱っこしたガーシュとルルを抱き寄せるのでした。
優真は真面目な性格故に、初めての子育てに四苦八苦しているようでした。
本編で子供が生まれそうな雰囲気で終わりましたが
その後のお話がこちらに書かれています。
優真とガーシュの間に生まれた子は男の子で、
「あかちゃん、ぶじにうまれたでしゅか?」と言うルルに
「うん、ルルの弟だよ。仲良くしてあげてね。」と言う優真。
その後、ガーシュと優真のやり取りを見て何かを思うルル。
そんなルルの様子に気付かず「赤ちゃんの名前だけど、セルシュ様のお名前をいただこうと思うんだ」と言う優真。
その言葉に「…いやでしゅ」と言うルル。
そしてー…。
これはガーシュと優真がね…と思っちゃいました。
二人共子供が生まれて事が嬉しいのはわかるんですけど
ルルからしたら自分の居場所がなくなっちゃうかもしれない恐怖があるんですよね。
両親がいないルルにとっては二人が両親のようなものだから余計。
さらに突然生まれた子に自分の父親の名前を付けたいって言われたら
そりゃルルも怒っちゃうし、悲しい気持ちになっちゃうよ…。
最終的にはちゃんとルルは納得することが出来るけど
二人の子供だけじゃなく、ちゃんとルルのことも考えて
これからは4人で幸せに暮らしていって欲しいなぁと思いました。