kurinn
yoiyami kyokuya
煌の忠実な従者の「刻の頭の中」というタイトルです。
宵闇の国から逃れた煌は自国の田舎の港町で身分を隠して交易の検閲の仕事をしています。
そしてその日も商人と薬草の値段で言い争っていて、叶(元宵闇王)も加わって喧々轟々とやり合っていたのです。
それをちょと離れた位置から眺めている刻が考えていた事とは…
なんと煌の着物のサイズの事なのでした。ここ最近暑かったから少しお痩せになったかとか、服の色はもう少し暗い色の方が風格がいっそうとか、しまいには我が君麗しいと思っていたのでした。
その前で相手の胸倉を掴んで言い争っている煌がとても逞しくなっていました。少しでも主の為にと思ってる刻ですが、既に心配要らないと思うくらい生き生きとしてる煌でした。