てんてん
byakko to seiryaku kekkon
本品は『白虎と政略結婚』のコミコミ特典ペーパーです。
本編後、2人か活動写真を見に行くお話です。
大嵐の復興も一段落し、
久しぶりに高彪の仕事も休みになった日、
2人は活動写真を見に出かける事になります。
高彪の選んだ演目は悲恋もので
高彪がこういう恋愛ものを好みとは意外でしたが
活動写真を見ること自体初めての琥珀は
映写機の映像に終始釘付けで
弁士の巧妙な語りに夢中になってしまいます。
並んで外に出る間に
他の演目も面白そうだと思った琥珀は
こういう話が好きなのかと聞いてみると・・・
B5サイズ両面にて2度目のデートのお話です♪
すると高彪は茜と桔梗の指定だったと言い
懐から畳んだ紙片を取り出して琥珀に渡します。
それには活動写真の後は甘未屋さんで餡蜜、
舶来品の商館で思い出の品を買い
日の沈む波止場で愛を語らうと書かれていました。
そうこのデートは初デートが
郵便局と屋台のラーメンなんてありえないと
高彪を叱った2人の発案だったのです。
その後、琥珀が予知夢を見てひと騒動あり
結局2人はラーメン屋に向かうという
2人らしい展開の小話でした♪
女性陣には甘々な雰囲気が皆無に見えても
2人の間はしっかりハートが舞ってますよね。
こちらのお話は時系列的には本編終了後すぐのようです。
高彪と仲良く出掛ける琥珀の様子が読めます。結婚して初めての外出時と違って、琥珀に余裕が感じられました。
それにしても茜と桔梗のデートプランて、主人2人の好みを全く考えて無くて笑ってしまいました。それを許す高彪は使用人に対して優しいし、彼等を信用している事が伺えました。使用人4人がどうやって白秋家に使え出したか触れられていなかったので、その辺りを本編でもっと詳しく知りたかったです。
そうで無いとここまで高彪と使用人の距離が近い理由が分からず、彼等の強い個性を邪魔に思えて仕方ないのです。
さて肝心の内容ですが、予知を人の役に立てたいと思っている琥珀の気持ちを理解している高彪が、阿吽の呼吸で若い女性を犯罪から守っていました。
その後の2人の食の好みもピッタリでお似合いの2人だと思いました。