kurinn
yoki ouji no tame no uragiri no fugue
本編の巻末に一年後に2人は小さな酒場を始めるとありましたが、こちらのAmazonさんの書き下ろしではそのことが書いてないので、それより前のお話だと思います。
ルカはシセがまだ王宮にいた時には色石のブレスレット、逃亡中は野花のブレスレットをプレゼントするようなロマンチストな男でした。
2人は隣国の田舎町に逃れてから漸く落ち着いた生活を送るようになり、ルカはシセに再びブレスレットを贈りたいと思ったようです。
そして隣り街に出かけた2人が久しぶりに外食をして、色々な店を見て回る様子が何とも幸せそうでした。シセはかなり平民らしくなっていました。
それで肝心なブレスレットですが、元からシセは宝飾品には興味が無くてやっと興味を示したペアリングは予算的に諦めざるを得なかったらしいです。
甲斐性が無くてすまないと謝るルカに対して、甲斐性なんて求めてないと言い切るシセが男前でした。
シセはルカがくれる物なら何でも良いのです。
その後シセの提案で2人で使うティーセットを購入する事になったようです。
優しすぎて心配になるルカと現実的で逞しいシセでした。とてもお似合いです。
そのうち2人の酒場にルカの義弟のネスタが訪れたら面白そうと思ってしまいました。