てんてん
midori no miko wa yume wo miru
本品は『緑の神子は夢を見る~英雄王に捧げる四度目の初恋~』
のコミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、ヴィルヘルムが焼きもちを焼くお話です。
シーヴ領の視察から戻ったヴィルヘルムは
真っ先にセラフィのもとに向かいます。
ヴィルヘルムは笑顔で迎えてくれた
セラフィの頬にただいまの口づけをして
状況を嬉しそうにセラフィに語り出します。
2人のやりとりを従者達は以前は
いちゃいちゃする姿なんてあり得なかったと
微笑ましく見守っていました。
ヴィルヘルムがまだやり残した仕事があるからと
「執務室に行く」と告げて歩き出すと
ティセと共に「はい」と返事をしたヘルマンが
足早にセラフィの下に向かったのです。
そしてセラフィに「頼まれていたものです」と
小さな布の袋を取り出してセラフィに渡すと
セラフィはとても嬉しそうに受け取ります。
ヘルマンは不愛想に礼をして
何事もなかったように踵を返しますが
出入り口で足を止めていていたヴィルヘルムの視線に
気まずげな様子を見せます。
そんな3人の様子に気付く事もなく
セラフィは嬉しそうに布袋の中味を広げます。
それはなんと宝石で!?
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)16頁のボリュームで
セラフィが頼んだモノで騒動が起こるお話です♪
そしてヴィルヘルムも
執務室でティモと共にヘルマンが渡したものが
宝石だと知るみことになりますが
ヘルマンがなぜセラフィに宝石を渡したのか、
なぜヘルマンが頼まれたのか、等々
詰め寄られる事になるのですよ(笑)
セラフィが宝石を望んだ理由も
それをヘルマンに頼んだ訳も
ちゃんと筋が通るのですが
ヴィルヘルムはセラフィに頼られなかった事で
ヘルマンに嫉妬するという展開が
2人の甘々な様子を物語ったいて楽しかったです♪
本編の甘さを補足するようなお話になっています。どうせ長いのだから購入者全員が読めるように、本編に入れて欲しかったと思いました。
セラフィと光樹が融合してから、セラフィはかなり人間らしくなったと思います。
それに何より恋人同士になった事で、ヴィルヘルムも感情豊かになったと思いました。
2人のやり取りがとても甘々で幸せそうです。
そしてそんな2人を見守る4人の従者達も、2人の扱い方に慣れて来ているようでした。
ヴィルヘルムの嫉妬にタジタジな様子のヘルマンが気の毒でしたが、それさえも平和な証拠で微笑ましいものでした。
本編で圧倒的に足りないぞ!と思った甘さを少し補給できたので、萌にしました。
++
セラフィったら無邪気にヘルマンに「色んな色の石を集めてほしい」なんて頼むんですよ。それを知ったヴィルヘルム、「わあこんなに!」と無邪気に喜ぶセラフィ(あかんあかん)。
お互いの部屋に別れてからヴィルヘルムはヘルマンに「なんで宝石渡すわけ?」と問い詰め、セラフィはセラフィでヨニに問われ・・
宝石で絵具を作りたかったとカミングアウトするセラフィ。それで描きたかったものって何かを知って、めっちゃ安堵するヴィルヘルム・・というお話でした!
光樹とセラフィが融合しても天然天使っぷりは健在、二人仲良く治めてね!