てんてん
Adrea no shukusai
本品は『アドレアの祝祭~聖獣王と幸運の番~』の
ミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後
西の王子達と本編カプの2本の短編が収録されています。
巻頭の「西の王子と守護の番」をご紹介します。
あたたかな子の光を感じながら
窓際で文字を追っている時、テオドールは
心が躍ります。
西のガーディアンにはお小言をもらいかねなくても
父である先代領主に「農民の様なことを」と言われても
古今東西の文献から知恵を集める事は
自分の仕事だと思っています。
そしてアドレアがより豊かになるように実践する事こそ
「アドレアの食糧庫」を預かる者の務めだと思っています。
ワクワクとページをめくっていたテオですが
ロベルトの世話する手乗りドラゴンの姿が
視界に入ってきて・・・
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームで2組のつがいの日常が語られています♪
ルイーダはテオに気付かれないようにと器用に
柱の陰に身を隠していましたが
いい天気のおかげでくっきりと影が出ています。
この間テオと遊びすぎてロベルトに
「テオ様の邪魔をしてはいけない」と叱られた事を
気にしているようでしたが
ロベルトも意地悪で言ったわけではなく
守護の番として西の領地のガーディアンとして
この地の穏やかな統治を願ってのことなのです。
そこにルイーダを探してロベルトがやってきて
テオとルイーダの中の良さに嫉妬する
・・・と言うお話でした♪
ロベルトは嫉妬している事を認めませんが
どちらに嫉妬しているのが伝わり
テオが喜ぶという楽しいお話でした (^-^)
主カプのお話は戴冠式から1月後のお話で
アンリがノアとジークフリートに嫉妬するお話です。
こちらもどっちに妬いたかが鍵になって
ラブラブなお話でした♪
常にアンリとジークフリートの味方だった西の王子テオと、守護の番のロベルトのお話が入っていました。
ロベルトの火焔龍の名前がルイーダという事が分かりました。そしてテオの穏やかな日常とルイーダとの触れ合いがとても微笑ましいのです。
そしてテオとロベルトは侍従関係だとばかり思っていたのですが、変化が起こりそうな予感を残して終わっていました。
そしてジークフリートとアンリですが、聖獣王となってから忙しい日々を送るジークフリートにとってアンリとノアが癒しの存在になっている事が分かります。
そしてジークフリートにやきもちを妬くノアと、ノアにやきもちを妬いてしまうアンリがとても微笑ましいお話でした。仲睦まじいジークフリートとアンリに安心しました。
個人的に東の領地のザイン王子とマリオンがとても気になっているので、番外編で読めないかと思っています。