てんてん
niizuma omega no sengoku dekiai kosodate emaki
本品は『新妻オメガの戦国溺愛子育て絵巻』の
コミコミ特典小冊子です。
本編幕間、傑が出陣中の城での出来事になります。
傑が乳飲み子の千寿丸を置いて出陣して1ケ月。
父様と言う単語を聞くたびに
嬉しそうに手をぶんぶんふっていた千寿丸の反応が
鈍くなっていく一方です。
葉月はこのままだと傑の事を綺麗さっぱり忘れ
帰ってきた傑を見て泣き出しでもしたらと
心を痛めていました。
そこで葉月は城内で一番人相書きの上手い者に
傑の人相描きを描かせることを思い立ちます。
相談された須恵は夫も出陣前に
藤久郎を抱いて「俺のことを忘れてくれるな」と
言っていたけれど仕方がないと思うばかりだったと
恥じ入ります。
そんな須恵を見た葉月は
わが子と離れて辛いのは傑や忠成ばかりではなく
心を痛める妻は自分だけではないのだと反省し、
皆で人相描きを描いてもらおうと提案し・・・
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)2段組16頁の
大ボリュームで葉月発案の人相描きの顛末です♪
絵上手と連れてこられたのは近習の嘉一郎でした。
嘉一郎はそんな事は無いと言いますが
試しにと描かせると本人を知る妻や侍女たちにも
よく似ていると言われます。
葉月にはちょっと美化されているように思いますが
格好よく描いてくれるのは悪い気がしないようで
ニコニコしています。
そして早速、皆の人相描きをしてもらうのですが
嘉一郎の描いた傑は葉月には似ているように見えません。
しかし侍女たちは皆声を揃えて「そっくり」と言い、
心配顔の嘉一郎に「似ていない」とは言えず・・・
皆を下がらせた後に
1人でじっくり見てもぼちぼちな男前にしか見えません。
そこで帰城した傑にも自身の人相描きをねだるのですが
傑が少し手を加えて男前にした絵でも
葉月の目には劣化しているようにしか見えず
「絵にも描けない美しさ」をどうしたものかと悩む
・・・という盛大な惚気がすごすぎる小話でした♪
葉月の目に映る傑はゴージャスな男前らしく
傑本人にも想像がつかないほどと言うのが
葉月らし過ぎてとても面白かったです。
葉月の目にはいったい
どれほどの良い男に見えているのでしょうね♡