あーちゃん2016
本編の最後の方のエピソード。のどかちゃんが産まれた時のお話です。
この短さだからかな?幸せ感がぎゅっっと詰まっていてめちゃ良かったです、この小話。
ロケ先の上海から飛んで帰って、緊急帝王切開で出産した日和とのどかに初対面した章吾。ずっと切望していたものと、最初から手にすることはないと思っていた二つが並んでいるのを見て、日和に礼をいう章吾の声は震えていて、こっちも思わずぐっすんです。そうなんですよね、子供が産まれたときの感動って、一生忘れないです。
そして章吾からみた日和の凄さが書かれていました。超アルファである章吾の側にいて、すごく普通でいてくれる日和のような人は、他にいないとのこと。そうですよね。本編読んでいて、そこに「普通なんだけど何か普通じゃないもの」を感じて、私もとても好きでした。
もう一度「ありがとう」という章吾。本当に「いいなあ、羨ましいなあ」と思うカップルでした。
本編では人気俳優なのに日和の病室に現れて、日和がオメガにバース性転換したと知り男泣きした章吾でした。
そして日和が子供を産んでからが駆け足で終わってたので、その後の2人のお話を読める幸せをこちらのペーパーで満喫させて頂きました。
Mr.αとして人気俳優の省吾より、日和の前でのちょっと繊細で優しい素の省吾が大好きなんです。
日和とのどかに対する愛情とか、2人を大切にする姿を読めてホッコリさせて貰いました。
そしてやっと愛されている事に自信を持てた日和も強くなっていました。
日和の言葉に素直に喜ぶ省吾がやっぱり可愛いのです。
高校時代の省吾視点の回想もあり、やっぱり好きなお話だと思いました。