てんてん
kanawanu omoi wo kimi ni tsumugu
本品は『叶わぬ想いをきみに紡ぐ〜非運命オメガバース〜』の
フェア書店特典ペーパーです。
本編後、京介視点でのある日の冬馬のお話です。
ある日、帰宅した京介は
冬馬の様子がおかしい事に気づきます。
いつもなら玄関で出迎えてくれるのに姿を見せず、
外出しているのかと思ったら
居間でパソコンに向かっていいました。
しかも着替えて戻ると冬馬は書斎に異動していて
廊下から声を掛けると少し沈黙した後、
「ちょっと集中したいから」と返されされたのです。
一緒に暮らし始めて数カ月、
こんなことは初めてて何か怒らせるような事を
しただろうかと考えた京介でしたが
今朝おにぎりの具について言い合いしたくらいしか
思いつきません。
知らない間に地雷を踏んだのかと
冬馬の好物を作って食べながら腹を割って
話をしようとしますが・・・
B5サイズ4つ折り片面にて
2人が一緒に暮らし始めて数か月後のお話です。
京介が盛り付けをしていると冬馬がやってきたので
ちょうどできたところだと声を掛けると
冬馬は小さく首を横に振って「いらない」と返され
京介はさらに困惑してしまいます。
なのに「京介をちょっと充電させて」とキスを
仕掛けてきて京介はされるがままですが
冬馬の唇や舌や手の平が異常に熱い事に気づきます。
そう、冬馬は風邪をひいていたのです(笑)
無自覚の冬馬にベツドに引きずり込まれそうになりながら
2時間かかって寝かしつけた京介は
冬馬が風邪でいつもと違ったのだとほっとしつつ
熱で理性の緩んだ冬馬に必死で求められた事に
ひそかに喜んでしまう
・・・という恋人達のちょっとしたすれ違い(!?)を
描いた小話でした。
いつも優しい恋人の強引な姿にときめいてしまうのは
読者的にも萌えポイントですよね♡
その後、京介も風邪をうつされてしまうという
二重オチなのも楽しかったです。
※他店舗特典(レビュー済)
アアマゾン特典はプリマヴェールでのお話、
コミコミ特典は京介が出張から帰った日のお話です。
本編後の一緒に暮らし始めた2人のお話でした。
京介の亡くなった番の話が出てこないだけ、本編より好きだと思いました。
でも何だろう2人が幸せそうである度に、喉に小骨が刺さったような感じがして。
やっぱり自分的には高校時代の京介の選択が納得いってないんですよね。
番が亡くなるにしても違う内容にして欲しかったです。新たな地雷になりそうだと思いました。
そしてこちらの書き下ろしでは、熱を出した冬馬が必死で京介を求める姿が書いてありました。冬馬は酔った時とか熱で朦朧としている時しか、欲望に素直になれないのが不憫です。