「聖邪の蜜月」Amazon限定SSペーパー「冬の贈り物」

seija no mitsugetu

「聖邪の蜜月」Amazon限定SSペーパー「冬の贈り物」
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
12
評価数
3
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
聖邪の蜜月

商品説明

Amazon購入特典の書き下ろしSSペーパーです。

本編後日談です。
冬が近づき、アシュに温かい衣装を贈りたいと考えるサージですが…。

レビュー投稿数3

感無量のSSです

Amazonで購入すると貰える特典SSになります。
本編のネタバレ要素があるので、そちらの読了後にお読み下さい。

私はレビューを書くのに大変時間がかかるので、特典類は特筆したい事がある時だけ書かせて貰ってます。
それでこちら、二人の後日談になりますが、余韻の残るなんとも優しくてあたたかいお話なのです。
ああ、アシュの成した事は、確かに実を結んだのねと。
じんわり涙が出てきちゃう感じ。
あと、あの事が気になってる姐さんもたくさんおられると思うので、てか私が気になって仕方なかったので、こちらで分かってホッと胸を撫で下ろしたって部分もありまして。
まぁそんなワケで、ぜひこちらの特典は手に入れていただきたいとレビューです。




あの出来事のあと、二人がドゥーナルケの里で暮らし始めて二年が過ぎた時のお話です。

優しく穏やかな毎日を過ごす二人。
火傷のあともすっかり消えて健やかなアシュですが、サージほど体力が無い彼を気遣い、いつだって抱きたくなるのをサージは我慢してるんですね。

ここ最近、朝夕はめっきり冷え込み、いそいそとアシュの世話を焼きながら彼に温かい衣装を贈りたいと算段するサージ。
そんな中、仕立て屋に寄ったサージは、謎の人物が「額に聖痕がある聖者さまを探している」と言う噂を聞き、不安に駆られますがー・・・と言うものです。


この謎の人物ですが、サージはアシュを逆恨みする聖職者達の残党を警戒するんですね。
ところが、あの時にアシュが命懸けで救った、あの幼い愛し子で・・・と言った感じでしょうか。


これ、サージ視点で語られますが、アシュにデレデレな彼の言動がとにかく楽しいなら、ちゃんと家族と再会し、健やかに育った元愛し子の姿に感動。

本編がとても痛くて切なかっただけに、彼等がただ穏やかにこうして過ごしてると言うだけで、なんか感無量なんですよね。
特にサージの思う最後の1行に、心が満たされて笑みがこぼれちゃうと言うか。
すごく素敵なSSだと思います。

4

あの夜がつないだ未来

本品は『聖邪の蜜月』のアマゾン限定特典ペーパーです。

本編後、ドゥーナルケで再び暮らし始めて2年後のお話です。

アシュとサージが再びドゥーナルケの
里山近くで暮らし始めて2年が過ぎます。

朝サージが目覚めると
アシュは大抵サージの前足を枕にして
穏やかな寝息を立てています。

昔は強く優しく
いつもサージを大事に保護してくれたアシュが
今はこんな風に甘えてくれることが
サージにはとても嬉しく、
愛おしさでいっぱいになります。

最近、朝夕はぐっと冷え込むようになり
アシュは「そろそろ冬支度をしないと」と言い、
サージはサラ腕のいい仕立て屋を紹介してもらい、
アシュのための綿入れの衣装を用意します。

ある日、サージは
少し遠くの商人の家に馬術指南に行き
帰りに寄った仕立て屋で聞捨てられない噂を聞きます。

それはクザルフの生痕がある
聖者を探すものがいるというもので!?

B5サイズ両面にてアシュの行いが結んだ縁のお話です。

似顔絵までもって訪ね歩いているという話に
サージは穏やかならざる内心を隠して
聖者を探す者の話を聞きこみます。

嫌な予感にかられたサージが馬を飛ばして帰ると
アシュに覆いかぶさる小柄な男の背中が目に入り
獣に変わって飛び掛かろうとしますが
気づいたアシュに慌てて止められました。

その男はアシュが祭礼の夜に助けた男の子で
命の恩人にお礼がしたくて探していたのだと言います。

そして父親と仕立て屋をしているだという彼は
暖かそうな綿入り衣装をアシュに手渡す

・・・という優しいお話でした。

アシュを大切に思うサージと
サージを受け入れて穏やかに暮らすアシュの様子、

そして本編で
アシュが逃がした男の子がどうなったのかが知れて
とても嬉しく温かくなる素敵なSSでした (^-^)

※他店舗特典(レビュー済)
コミコミ特典はカーリン視点でのお話です。

1

サージの愛

本編がとても好きでした。そしてAmazon限定SSペーパーがあると知ってから、やっと読むことが出来ました。

コミコミさんのペーパーよりは時系列は前になります。
まずサージのアシュに対する変わらぬ愛情、いや増した愛情にキュンとしました。精神的にもすっかり大人になっていました。

そしてサージに素直に甘えられるアシュはようやく心安らぐ日々を送れるようになったのですね。2人のやり取りにホッコリしました。

こちらの限定ペーパーには「冬の贈り物」のタイトルが付いています。
偶然にもサージと同じ物をアシュに贈った人物が登場します。

その人物に再会出来たことをアシュは喜び、贈り物を嬉しそうに受け取るのですが、その様子を見つめるサージが暖かな気持ちになっているのです。
サージは良い男に育ちましたね。

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