あーちゃん2016
kiyoraka na yuki wa hakukin no kitsune no ai ni tokeru
シリアス直球だった本編とちがって、ちょっとクスっと笑える番外編!
そうよ、番外編たるもの、こうでなきゃ!と思うタイプのお話でしたので萌にしました!
ある貿易商の家でお祓いをしている二人を待っている志之輔。二人が両親みたいになってくれてとっても幸せだなあと思っていると、「二人にお礼としてデエトする時間を贈ってあげれば」とおたぬからの提案が。その提案にのって、二人仲良くデエトするというお話です。
志之輔の中にいることになったおたぬが予想外の援護射撃をしてくれたおかげで、楽しく洋食店でのデエトをしたのですが、どうやらその時に勧められたお酒で「ぽやんぽやん」になった雪華、楽しくってしょうがない様子。焔にちゅ♡するわ、くっつくわで、焔、大変。そんな様子の二人を見ながら続く志之輔とおたぬの会話も楽しいものでした!おたぬ、頑張れ!
本品は『清らかな雪は白金の狐の愛にとける』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、志之輔視点での旅の出来事になります。
志之輔は萩原の家では
機嫌のいい時に旦那様が遊んでくれるくらいで
大好きだった母は空に帰ってしまいます。
一緒に旅する雪華と焔にいつも優しくしてくれて
2人とも男だけれど志之輔にとっては親代わりであり
2人お礼がしたいと思いつきます。
しかし、志之輔がその思い付きを
思い切り声に出したために志之輔の中に棲みつく
化け狸・おたぬに声に出すなと注意されてしまいます。
それも当然で志之輔が口を開いたのは
雪華と焔が呪いを祓う為に訪れた貿易商の屋敷の
中庭だったのですから(笑)
おたぬに注意された志之輔は即心の中で謝罪し、
それを受けたおたぬは志之輔の相談に乗り
2人にゆっくりデエトする時間を贈ってみては?
と提案されます。
戻ってきた雪華は髪がくしゃとなっていて
志之輔に『暴れる敵と格闘したのか』と思われますが
雪華はあたふたと視線を泳がせている間に
焔がうまく志之輔の感心をひき
おたぬを『やれやれ』と呆れさせることになります。
しかし志之輔はおたぬの声で先ほどの会話を思い出し
「2人にデエトする時間をあげましゅ!」と宣言します。
デエトとは「仲良しの番がすること」と言われて
またぞろ雪華はアワアワすることとなりますが
焔は「逢い引きのこと」と言い直して雪華を安心させ
ありがたく提案に乗る事にします。
そんな2人のデエトの結果とは!?
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)12頁のボリュームで
志之輔が雪華にお礼をしたいと考えるお話です♪
志之輔は洋食屋に向かう2人を見送る際には
楽しかったと帰ってきてくれると思ったのですが
戻ってきた雪華はまぶたが半分ほど下がった状態で
宙を眺めていて焔に手を繋がれる事で
ぐらぐらと揺れる体をなんとか保っている状態でした。
給仕に勧められるまま西洋の酒を注文したら
雪華の口に合って積極的に飲んだ結果、
見事な酔っ払いができていたのです♪
焔の理性は崩壊寸前、志之輔を心配させ、
おたぬを呆れさせる
・・・というコミカルな小話でとても楽しかったです。
本編でも志之輔絡みなシーンはほのぼのでしたが
今回は志之輔のお子様目線とおたぬの傍観者目線の
絶妙な掛け合いが萌えツボを押してくれました♡
もうおたぬも完璧に3人のお仲間ですね (^-^)o
本編後のお話でした。
雪華と焔と志之介は順調に旅を続けながら、清祓師としての仕事もしているようです。
そして志之介に取り憑いた狸の存在にも慣れて来たようです。狸はもう志之介の体から出れないし悪さも出来ないので、志之介を見守るもう1人の保護者のような存在になっていました。そして志之介におたぬと呼ばれているようです。www
雪華と焔にお礼がしたいと言う志之介に、デエトを提案してみたり、デエトの間の志之介の預け先を示したりとおたぬは大活躍でした。
そしてデエトの意味を雪華が何と誤解したのかや、焔が言った「据え膳」が何なのかを志之介に聞かれたおたぬの返答が最高でした。www