kurinn
ouji to omega no himitsu no hanayadori
本編でも出版社ペーパーでもサヴァのやんちゃ振りが凄いことが書かれていました。
そして今回もそのサヴァがやらかしてました。www
舞踏の練習をしていただけなのに、どうして部屋をあれだけ悲惨な様子に出来るのか…。
そして賭けに負けたサヴァに片付けして掃除するように厳しくするシダと、甘やかすレオニードがとても対照的でした。父親と母親の役割分担が上手くいっているようです。
そして家族の為にチョハを縫い王家の紋章を刺繍するシダの深い愛情に感動しました。
しかし、しかしですよ!3人で同じ舞踏はレオニードには酷過ぎます。www
3歳にしては身体能力が凄いサヴァと元から身軽なシダ、そしてどちらかと言うと楽器演奏とかが得意なおっとりしたレオニード。
レオニードも早く黒歴史をシダに告白して、2人でゆったり踊るのをお願いするべき!www
本編終了後のお話です。
レオニードが城の居住区に戻ると、室内は台風一過の惨状。
呆然と立ち尽くしていると、サヴァが、ダンスの練習していた、と得意気。
どんだけハデに跳び跳ねてたのでしょうね(^o^;)
サヴァが見せてくれたのは、3歳とは思えない生き生きとした楽しそうな民族舞踊『剣の舞』
レオニードも子供の頃に披露したけれど、"史上最大の退屈な『剣の舞』"と言われた黒歴史がある。
向かい合ってゆったりと踊るダンスは宮廷一と自負しているのだけど。
そこへ建国記念祭で着る衣装"チョハ"を携えたシダが。
自分で作って贈りたかったから、と素晴らしい刺繍のあるチョハをお揃いで親子3人分。
このチョハを着たシダはさぞ美しいだろう、なんて思い「ダンスが楽しみですね」と言うと、シダは「3人で踊るのを楽しみにしてたんです」と。
ん!?3人でダンス!?と不思議に思っていると、更に「教えて下さい」とシダに頼まれ「ダンスは宮廷一と言われていて得意です」と答えるのですが、実はシダは親子3人で『剣の舞』を踊るつもりだった事が判明。
レオニードが絶句していると「3人で一緒のことをするのは初めてで楽しみです」と幸せそうにニッコリ笑顔のシダ。
幸せそうなシダに、真実を言い出せずにいるレオニードだけど、今はただ抱きしめていたい、とシダが幸せであることをかみしめるレオニードなのでした。
翌日、レオニードが真実を伝えたらどうするのでしょうね。
かみあってなかった会話やレオニードの内心の動揺っぷりなど、笑ってしまうのですが。
でも、シダのいじらしさや、幸せそうなシダが嬉しいレオニードの姿に、こちらもほっこりと嬉しくなるステキな小冊子でした。