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ao ni naku syousasshi
鴻さんが、司朗と過ごした時間は、ほんの一瞬の時空の歪みが齎したもの。
浅い夢のような、今も続いているような思い出
司朗さんと一緒の鴻さんが幸せそうで、ほんとに切ない。
戦争中の世界に戻らず、今世にとどまる選択をしてほしかった鴻さんの幸せそうな笑顔。
鴻さんが司朗と一緒に居たひと時、今世に居た証拠のようなSS。
物語のなかに「四月七日」が出てきますが、その日を調べると、
坊ノ岬沖海戦。
戦艦「大和」が九州南方海上で、米軍の艦上機約千機の集中攻撃を受けて撃沈。
軽巡洋艦「矢矧」、駆逐艦「霞」「磯風」「朝霜」「浜風」が沈没。
日本海軍の軽巡洋艦「五十鈴」がインドネシア・ビマ沖で米潜水艦の攻撃を受け沈没
・・をした日で、日本が本格的に敗戦に向かう時期。重ーい。
鴻さんが搭乗していた飛行機のモデルは、「紅の豚」にも登場した、二式水上戦闘機。
「水上戦闘機としてアリューシャン列島やソロモン諸島など太平洋各地で基地の防空任務や水上偵察機の護衛に活躍した」
歴史を調べると、鴻さん達若者が散華した場所は、平和なら、蒼い海と空が美しい南の楽園。
ファンタジーでも、こういう物語は悲しい。
こうして小冊子を電子配信されること、出版社と配信社と作者さまに本当に感謝します。
『あおに鳴く』の初回限定付録小冊子、『あおに鳴く・続』のアニメイト限定付録小冊子の電子配信とのことです。
一つはエッチな夢を見た司郎が、トイレに行って戻ったら菊が悪夢にうなされていて我に返るというお話。
二つ目は司郎のお誕生日、おねだりするのなんてベタですよ?なお話。
ドラマティックな流れは特になく、本編のその後や解釈が深まることもありません。
当たり前の話なんですが、連載と同時期に描かれたものなので絵の変化が無く(灼先生の絵は今も昔も美しいです〜)、また司郎と菊さんの日常に会えたことが一番嬉しいです。
狭い布団で一緒に寝ているのが可愛かったり、菊さんが炬燵で寝転がったりが、何とも日本的な雰囲気でやっぱり大好きです。そして言葉の端々が愛おしいのです。ちょっと意図を掴みづらいところがあるのですが。
作品が好きで未読だった方は是非。
表紙も美しい。
小冊子の電子化!!
とてもとてもありがたいです!!!
2つのお話が入っていて、どちらも2人の仲睦まじさや、かわいらしさが堪能できました。積極的な司朗に対する菊さんの反応ずるくないですか?ぶっとびますね、お赤飯炊きたくなりますね。司朗もどんどん男前になっていて大変です。特別な日もそうじゃない日も一緒にお祝い!?カッコよくてじんわりもする。ちょっとした言葉や反応がとても良い。
2つめは、季節が途中で変わっていると追うんですが、後半は続(2巻?)のお正月第2ラウンド??いつの話なんだろう?本編は大好きだけど、スカッとしたかった勢なので、第2ラウンドではなく、後日談であって欲しいけど…「未来は暗くない」と先生のツイがあったのでハッピーな未来が続いてると思いたいんですが、2人一緒であることが明るい未来の必須条件ってわけでもないですもんね…いつか見たいな。野暮かもしれんないけど、この小冊子を読んで、ますます一緒に歩む2人、何気ない日常を過ごす2人をたくさん見たいな、そうであって欲しいなと思ったしだいです。短い中にむずキュンたっぷり詰まってました!!
本編ラストの解釈のヒントになるようなエピソードはなく…当然かw
本編の合間のショートストーリーが読めて電子派にはとてもありがたいです。
冷静でどこか冷めたところがある司朗が、だんだん菊を好きになって照れたり自分からキスしたりストレートに言葉にしたり…本編での変化を思い出し改めて切なく萌えます。
司郎は菊の顔立ちがタイプだったのか?!とか、素直な欲にあらがおうとするとか、菊が作ってくれたおにぎりを〜のくだりなど戸惑う姿がかわいいです。
大貴がここでもGJです。
司郎の「単語ぶっとびそう」「俺も大人の階段ガンガンのぼるよ」が特にツボでした。
碧雲
紅の豚
二式水上戦闘機
https://twitter.com/syaaa9_info/status/1054740581824421889
https://twitter.com/syaaa9_info/status/1053636471821807617