てんてん
kishi wa migawari ni ouji ni chuuai wo sasagu
本品は『騎士は身代わり王子に忠愛を捧ぐ』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
レニの妹視点とグダラスの弟視点での10年後のお話です。
レニの妹モニカ視点のお話をご紹介します。
モニカの兄の恋人は元騎士です。
さかも結ばれて10年経った今も
モニカが呆れるくらいに仲が良いのです。
その日、モニカは兄の家にお邪魔して
数日後に催される感謝祭で村のみんなに配る
クッキーを焼いていました。
感謝祭では何かしら持ち寄る事が村の決まりで
モニカは毎年お菓子を作っていますが、
よくお菓子を作ってくれたレニを頼って
クッキー作りを教えてもらっていたのです。
レニの隣で同じ作業しながらも
なぜかモニカの作った方はどうにもこうにも不格好で
理不尽に思えます。
飽きてきたモニカはレニに
「グラスさんとケンカとかしないの?」
と唐突に質問してレニをきょとんとさせます。
この間も手を繋いで
森で楽しそうにキノコを採っていた2人を見かけ
いつ見てもラブラブだと思ったのです。
レニはケンカをした事があると言いますが・・・
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)2段組16頁の大ボリュームで
それぞれの弟妹視点での後日談2本が収録されています♪
一緒に暮らし始めた頃に何でもしてしまうダグラスに
「自分にも家事や仕事を分担させて欲しい」と言ったら
「考えが足りずすまない」と言われて
「それからは何度でも2人でするようになった」と続けられ
ケンカをするかと言われて10年前の事を持ち出し、
解決策がまさかのノロケでモニカはげんなりしますが
その後にダグラスが帰宅するとモニカの見ている前なのに
実に自然に頬にただ今のキスをされてしまい、
「胸焼けしそう」と呟いてレニに心配される
・・・という何ともコミカルなお話でした♪
ダグラスの弟ジークフリート編も
兄の言動にジークを胸焼けさせる楽しいお話でした。
レニもダクラスも正直な感想を口にしているのでしょうが
聞かされる補あはたまったものではないですね。
ノロケだとわかっていないところが
ツッコミどころ満載ですが、言わぬが花かな (^m^)
2段組のボリュームで、ダグラスとレニの弟妹視点のお話でとても楽しめました。
本編の最後ではガルディア王国に向かった本物のユリアン王子が逞しく成長していてアリーが驚愕していました。そしてユリアンの身代わりとなったユニの姿は憶測で語られていました。
それが本編から3年後で、こちらの小冊子は10年後のお話です。
正直言って10年後もユニの容姿が妖精のままだというのはやり過ぎ感はありましたが、それぞれの弟妹から見た2人の様子が読めてほっこりしました。
村の人々に受け入れられて頼りにされているダグラスにも安心しました。
村の感謝祭でユリアン王子も登場して、ダグラスとユニが天然で似たもの同士な事が良く分かって、2人がこれからも仲良く暮らして行くだろう事が良く分かりました。
惜しいのは本編の2人の初エッチのページ数を減らしてこちらを入れて欲しかった事です。