kurinn
omega no boku ga omiaishimasu
本編では登場しなかった久遠の育ての親との家族団欒の様子が書かれていました。
久遠の人柄から分かる通りの優しくて素敵な人達で、久遠と真雪との間に産まれた夏希をとても可愛がっているようでほのぼのしました。
久遠の子供の頃のアルバムが何冊もある事から、彼らが深い愛情を持って育てた事が分かりました。
真雪の父親も兄も夏希にメロメロになっていましたが、こちらの両親も争うように可愛がっていました。
そして何より真雪の事も我が子のように迎え入れていて、とても素敵な両親でした。
久遠と真雪のラブラブはありませんでしたが、家族になった2人のその後が読めて良かったです。
本品は『オメガの僕がお見合いします』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、3人で久遠の実家を訪れるお話です。
久遠と家族になって3年、
今日は親子3人で久遠の叔父宅を訪れます。
幼い頃に両親を亡くした久遠を引き取って育てた
ベータの2人は温厚な性格で真雪の事も
温かく迎え入れてくれました。
今真雪の手元には10冊以上のアルバムが置かれ
叔母がその時々の久遠の様子を話し、
久遠も当時の話を楽し気にしてくれます。
夏希はふわふわのマットの上で
両手をバンザイして昼寝をしています。
叔父はそんな寝顔を愛おしげに眺めていて・・・
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)12頁のボリュームにて
久遠の実家での出来事になります♪
小学校入学式の半ズボンの久遠は可愛らしかったのに
中学校ではもう大人っぽく、隣で覗き込む久遠の目元に
少年時代の名残を感じて真雪は胸が甘く疼きます。
夏希が眠小さな手で目を擦って眠たそうな顔で
自分を抱く叔父を見上げて「じー・・・?」と
細い声で呼ぶ甘えた仕草に叔父もメロメロなようです。
叔母はすぐ子供用のプラカップにジュースを入れてくれ
ストローをパクっと咥えた夏希に
大人4人はじっと見入ってしまいます。
真雪たちと視線が合うと蕩けんばかりに笑いかける
夏希は4人を結ぶ天使です。
夏希の写真もいっぱい撮って閉じきれないアルバムを
作ろうと思う
・・・という家族の絆を感じさせるお話でした。
本作中では登場しない久遠を育てた叔父夫婦との一幕で
叔父にとって久遠は自慢の息子であり
真雪もまた自慢の息子だというほっこりストーリーです。
本編収録の続編よりもよりほのぼのした家族のお話なので
ラブ度は全くなので「中立」にします。