てんてん
ryujinsama to itoshi no honey drop
本品は『龍神様と愛しのハニードロップ』のアマゾン限定特典
ペーパーです。
本編前日譚、八千穂と2匹の金魚との出会いになります。
分かった。僕が引き取るよ。
白い薄手のセーターを着た青年が微笑みながら頷くと
よれよれのシャツを着たもう1人が驚きの表情を浮かべます。
処分するなんて言われたら、黙っていられないだろう?
言いながらセーターを着た青年が水槽に顔を近づけて来て
2匹の金魚は一瞬で皆も近くまで浮上します。
やった! 僕たち処分されないんだ!
鮮やかな黒髪の下から覗く相貌が
まっすぐに2匹を見つめその漆黒の瞳は
穏やかに微笑んでいて・・・
B5サイズ片面にて
本編では語られなかった裏事情的な小話になります。
八千穂は金魚たちに挨拶すると名付は苦手だと言いつつ、
金魚たちに「紅」と「クロ」と言う名前を付けます。
紅もクロもちょっと安直すぎでは? と思いますが
2匹がぴょんと跳ねて水しぶきが掛っても
笑顔を弾けさせる青年が大好きになります。
そして2匹は大好きになった八千穂に
何かあったら自分たちが助けようと誓う
・・・というほのぼのな出会い編でした♪
本編でも2匹は一生懸命、
八千穂のお手伝いをしていてほのぼの要員でしたが、
2匹の強い思いが感じられてとても可愛良いお話でした。
※他店舗特典(レビュー済)
コミコミ特典は八千穂のお気に入りについて、
フェア店特典は八千穂が新商品を考案するお話です。
蘇芳に眷属にされた琉金の「紅」と黒デメキンの「クロ」が、八千穂と出会った時のお話でした。
八千穂のとても優しい雰囲気が、紅とクロの目を通して語られています。
前の飼い主から八千穂に譲り受けられた時の処分を逃れて喜ぶ様子。
八千穂に挨拶してもらい名前まで付けて貰って喜ぶ様子が、本編の眷属のままの可愛らしさでほのぼのとしてしまいます。
でも、やはり初めは八千穂の名前の付け方を安直だと思っていたんだなと知って、クスッとしてしまいました。
紅とクロの八千穂に対する思いがこの時から始まったのだと思うと感慨深いですね。