kurinn
ousamakouho to itoshi no ookami
コミコミスタジオさんで購入した人しか読めない小冊子ですが、本編の内容が薄かっただけにこれはコンラードとエミルのエッチシーンを削ってでも入れるべきでした。
国王候補であったコンラードとアルヴィルとパーシオの三人は幼馴染みであり、国王選定では争っても国王が決定したら遺恨は残さないで幼馴染みに戻ると本編でコンラードは言っていました。
そしてコンラードが国王になってからのアルヴィルとパーシオが何の役職についたかは本編で書かれてましたが、本当に上手くやってるかは読んでいて不安だったんです。
コンラードとエミルが庭園でいちゃついてても、妬んだ2人に狙われないの?こんな無防備で大丈夫なのと心配になりました。
でこちらの小冊子が最後の庭園でのイチャイチャからの部屋でのエッチの翌日のお話だったんです。
小冊子は二段組なので鏡先生の力の入れようが分かりました。本編で書けなかったその後の幼馴染み三人が国王選定の後にも関係が変わらず上手くいってる様子が書いてありました。
コンラードが言ってた通りに呆気ないくらいにです。
こういう場面はとても大事で本編に入れたらもっと深みが出たと思います。
だから本編より評価を上げました。
本品は『王様候補と愛しのオオカミ』のコミコミ特典小冊子です。
本編後、エミルとアルビィルのお茶会のお話です。
新王の愛人となったエミルは前王の愛人だった
アルビィルを教育係として様々なことを勉強中です。
2人は毎日午後になると授業をストップして
お茶会をしています。
風景庭園を見下ろす2階のテラスには
エミルとアルビィルの2人きりで
エミルは川で泳ぐ鴨を見ているうちに本能で
捕まえたくなりムズムズを我慢するのが大変です。
アルビィルはそんなエミルを見て、いつもと違う、
何かいいことがあったのかと訊ねてきます。
エミルは反射的に声を裏返してしまい、
意味深な笑みに圧倒されてじわじわと頬を熱くし、
アルビィルの青い目をさらに細める事になります。
エミルはあまり揶揄わないでくださいと俯きますが
アルビィルは毎日毎日2人きりのお茶会に
新しい話題を提供してくれてもいいだろうと言います。
メイドを誘ってもメイド長に怒られると委縮され、
コンラードやパーシオを誘っても
執務が忙しくと顔を出した事が無いのです。
おかげでアルビィルの発言は
「つまらない」「退屈」などネガティブなことばかりで
自然にエミルもぼんやりさんになるのですが
今日は少し様子が違っていたのです。
アルビィルはエミルに昨夜何かあったのでは!?と
執拗に迫り・・・
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁にて
エミルがアルビィルに揶揄われるお話です♪
エミルはさらに真っ赤になってアワアワしだし、
アルビィルはそんなエミルの汗った姿が
ツボに入った様で軽快に笑い出します。
そしてコンラードとの馴れ初めについても
聞き出そうとするのですが
コンラードに邪魔されてしまう
・・・というエミルのアワアワが楽しいお話でした♪
本作中、アルビィルは前王の愛人として好き勝手に
振舞っていたというイメージしかありませんが、
幼馴染の2人についてはいろいろ思うところが
あったようです。
でも自分の快楽が一番!! って部分は基本みたいだし、
コンラードやパーシオの話を聞く気はなくて
エミルがアルビィルに対する耐性をつけるしかない
みたいな感じがMYツボで楽しかったです (^_-)