kurinn
toshishita alpha to himitsu no ninkatsukeiyaku
綾部の北米支社長就任の為にアメリカ西海岸に家族で行く前に、英二の実家へ行ったお話でした。
綾部が息子の弦の寝かしつけを頑張ってて、子育てにも積極的なようです。
ちょうど中秋の名月なので2人は月見酒を楽しみながら、しみじみと語り合ってました。
2人は母子家庭だったので家庭環境に共通点がありました。愛する番と子供と一緒にいられて夢みたいで幸せだと、2人は話していました。
価値観が合うというのはとても大事ですよね。
2人は妊活契約中からキスを沢山していましたが、ここでも幸せそうにキスしてました。
本品は『年下アルファと秘密の妊活契約』のコミコミ特典ペーパーです。
本編後、2人が結婚して同居し始めてから1ケ月後のお話です。
あちこちから虫の声が聞こえ、美しい庭を美しい満月が光る夜。秋の夜を
英二は縁側で楽しみながら、障子の中の薄暗闇を覗きます。
今夜は綾部が弦の寝かしつけに挑んでいました。ふっと息をつめた綾部が
腕の中の弦をそっとシーツに横たえる気配がした後、音をたてぬように
静かにこちらにやってきました。
お疲れ様、わりと早く寝たね?
今日はあまりお昼寝もせずに長く起きてたし、さすがに眠かったのかも。
英二の隣に座った綾部はうーんと伸びをします。綾部と正式に結婚して
彼のマンションで暮らし始めてひと月がたちました。今母が1人で暮らす
田舎の一軒家には週に2日ほどシズさんがきてくれていますが、綾部が
いるのは何となく不思議な感じがします。
新しい生活に慣れてきた矢先、綾部が北米使者の社長として就任が決まり、
英二も現地でバースカウンセラーとして働く事になりました。来週にも
3人で来週にも出国予定で、今日は挨拶がてら実家に泊まりに来たのです。
中秋の名月を見ながら月見酒でお猪口に冷酒を注ぐと映り込んだ満月が
ゆらぎ、英二はしみじみと秋を感じます。黙って酒を飲みながら、綾部の
横顔をちらりと眺め・・・
B5サイズ4つ折り両面にて英二が綾部を実家に伴うお話です。
自分が好きな人と結婚できた事を喜びと共に実感していました。最初は
ただの同僚、オメガへの偏見のないカラッと明るく朗らかなアルファと
してしかおらず、だらこそ妊活協力をお願いしてしまったのです。
なのに彼は恋人のように愛してくれて、いつしか英二も彼を好きになっ
たのだと思います。何だか夢みたいだと呟くと、綾部も愛する人や血を
分けた子供とこうやって過ごせる日がくるとは思わなかったと言います。
じっと見つめ合い、柔らかく重なる口づけはうっとりするほど甘く、
幸せに温度があるならきっとキスはそれを伝え合う最もシンプルな方法
なのでしょう。そして2人は愛しい番を抱きしめる為に部屋に戻る
・・・というラブラブな一幕でした♪
育った環境は違ってもどこか似た所のある2人だからこそ幸せを掴めたの
かなと感じさせる一幕でした。アメリカで新たな家族が増えそうな幸せ
溢れる小話でした (^-^)
本編終了後、英二の母が住む田舎の家に親子で帰ってきてる3人。
綾部と正式に結婚した英二は、弦と3人で綾部のマンションで暮らしていたのだけど。
綾部が北米に転任することになり、家族で引っ越すことになったので、挨拶がてら里帰り中です。
ちょうど中秋の名月。
弦が寝た後、月見酒を楽しんでる大人の2人。
好きな人と一緒に過ごせる幸せをしみじみ感じながら、優しい時間を過ごしている2人の様子に、暖かいものを感じます。
本編が妊活生活多めだっただけに、こんなにゆったりとした幸せな時間を過ごす2人が微笑ましくて、いいなぁ、です(*´ω`*)
もっと触れ合いたい、幸せの温度を感じ合いたい。
部屋へと戻る2人の姿に、今からの色気の妄想と、幸せなこれからの未来を想像できて、満足なSSでした。