てんてん
tsugai wa mekakushiryu ni ochiru
本品は『つがいは目隠し竜に堕ちる』のコミコミ特典ペーパーです。
本編後、ラヴィアダリスが光希に贈り物をしようとするお話です。
ラヴィアダリスは光希と離れていた17年の空白を埋める勢いでせっせと
貢いでくれます。しかし光希は施設で育った為にもともと物欲が薄く、
何か欲しいと思った事すらありません。
今日もラヴィアダリスの瞳の色と同じ宝玉を散りばめた首飾りと揃いの
耳飾りをもらいますが、ラヴィアダリスは異界育ちの光希の好むもので、
こちらでは手に入らないものがあるかもと欲しいものを聞いてきます。
竜人は愛情に溢れ、同時に嫉妬深いので、自分が傍にいられなかった17
年間の記憶など、光希の脳から葬り去ってしまいたいはずです。なのに
今、そんな事を言い出したという事は、光希が完全にこの世界に馴染ん
だと信じてくれたからだと思うと嬉しくてたまりません。
光希はラヴィアダリス以外欲しくないと言いますが・・・
A4版両面にてラヴィアダリスの迷惑な贈り物のお話です♪
ラヴィアダリスは光希の世界には珍しいものが溢れていたからと言い、
ラヴィアダリスは光希も持ってみたかったというスマートフォンを
魔力で作り出してしまうのですよ(笑)
始めては楽器を演奏する男女がクラシックに似た音楽を奏でる様子を
楽しみますが、ゲームのアイコンをタップするとボートゲームに現実
の各国の王が配置されていてびっくりします。
どうやら国盗りゲームのようですが、光希がゲームでどこかの国を選
んで他の国を亡ぼしたら現実でも滅びると言うのです!! ラヴィアダリ
スは光希を喜ばせようとしたようですが、光希には到底できるゲーム
ではありません。
他の機能もいろいろと問題があり、光希はこちらの世界でもスマホデ
ビューは果たせない
・・・というラヴィアダリスの桁違いの魔力とはた迷惑な気遣いで光希が
困惑する様が楽しいお話でした♪
ラヴィアダリスの光希第一なところは本編通りですが、思考も魔力も
人間である光希とかなりズレズレでところが、コミカルに描かれてい
て楽しかったです。
でも実際、光希がゲームをしたらとっても怖いですね (^-^A
※他店舗特典(レビュー済)
アマゾン特典はラヴィアダリスが憤慨するお話です。
スマホの実物を知らないと見ただけで形は完コピ出来ても、話を聞いただけでは魔力で複製出来ない事が良く分かりました。www
アプリやアプリのアイコンの意味までは分かっても、光希の説明を聞いてラヴィアダリスが想像したのはとてつも無いものでした。
音楽を聴くアプリは楽器を持った人物が見えるなどファンタジー要素があって微笑ましかったのに、ゲームに至ってはゲーム内で王と軍隊を動かすと現実の世界でも同じ事が起きるという笑えないものだったし、写真は実物を閉じ込めてしまうという危険性を孕んだものでした。
光希の異世界でのスマホデビューは遠そうでしたが、根気よくラヴィアダリスに教え続けたら喜んでスマホ機能を改良してくれると思いました。www