「錬金術師と不肖の弟子」電子限定SS「錬金術師と休日」

これも良い！

本編で甘さ薄めだよなと思ってましたが、このSSでちょっとだけ甘さを足してもらえました。とはいえ無器用攻めと直球受け、大したことしてませんが。愛しい可愛い二人の後日談。

人気のカロンの工房で「本日お休みします」との札を見たリクト。アビーのお店にも定休日があるのかと尋ねると、新年なんかは休むよとのこと。休みって何する日なんだろうと言うリクトに、アビーは「誕生日は？」と重ねて質問してきて・・・というお話。

普通の生まれではないため誕生日が無いリクト。アダルバートもちょっと普通の人間ではないところがあり、休みなんて考えてなかったんだけど、言われてみれば酷い状態だな、と気づいたらしく、ちょっとだけ甘い雰囲気になってます。

この二人の甘くなった時って可愛いから好き。最後お膝抱っこで、こめかみやら頬に、そっとチュってしてて、あーもう可愛いと萌え転がりました！

2人のやり取りがとても良いです

本編その後の2人のお話です。

リクトのある疑問からアビーがリクトをとても気の毒に思うのですが、リクトの反応がやはりちょっと面白いです。

それは店の定休日からリクトの誕生日にまで話が広がるのですが、アダルバートの店は常に暇だしリクトは錬成術で作られているので誕生日も無いのです。

その事を帰宅後に話すのですが、改めて気が付いたアダルバートがリクトに対して申し訳なく思うんです。
そしてアダルバートが工房のあり方を徐々に改善して行くと、リクトに話している内容に感動しました。

遠慮が無くなったリクトがアダルバートに対して色々と要求するのですが、どれも弟子としての修行の事なんです。それに対してアダルバートが恋人としての時間も割きたいと言うんです。

2人の噛み合わないようでいて、甘々なやり取りにホッコリさせて貰えたお話でした。