あーちゃん2016
ai wo meshiagare
これいいですねーほんわり暖かくなって嬉しいかぎりのSSでした!
++ 以下 めちゃネタバレ
お庭でおままごとやってるんですよ、4歳児桜太朗が!保育園でもやってるんでしょうねえ。懐かしい。勿論作っているものときたら、枯れ葉、砂、庭の土による親子丼、ケーキ、お団子!ああ可愛い。
それに参加するパパ(攻)は勿論、受もめっちゃ愛おしい。こぼれてしまった親子丼(砂)を「ああ、もったいない、おうちゃんシェフのスペシャル親子丼が!」なんて言うんだもん、この人、保父さんか!
そんな二人を見た攻、もう胸がほっこり暖かい想いがあふれてたまんなかったんだと思うんですよね。ぎゅうするのはいいのですが、受けが「おままごとが好きって解釈であってます?」とは?!すっとこ?照れ隠し?なことを言うのも可愛らしい。
一緒に暮らすって家族っていいよなあと思うあたたかSSでした!
将吾が帰宅すると桜太朗と郁生の楽しそうにままごとをする声が聞こえて来ます。
桜太朗は将吾に気がついて呼んでままごとを一緒にするんですが、スーツのままでピクニックシートに座るんです。スーツが汚れるからと断らない将吾が素敵です。
興奮した桜太朗が砂と葉っぱで出来た親子丼をこぼしてしまいますが、郁生が臨機応変に対応しててこちらも素敵でした。
桜太朗がデザートの団子を作り出した時に、将吾は本物の親子丼を作っている郁生の元に行くのですが、心の中で郁生の好きな点をあげているんです。それがなんとも言えず良かったです。
本物の家族のようになっていた三人に心が暖まりました。
本品は『愛を召しあがれ』のフェア書店特典ペーパーです。
本編後、刀瀬視点での日曜日の出来事になります。
とある日曜日、所用で出かけた刀瀬でしたが、昼食を郁生の暮らす離れ
で食べる約束をしていた為、急いで自宅に戻ります。
すると離れの庭から郁生と桜太朗のはしゃぐ声が聞こえてきました。
どうも2人でままごとをしている様で、ピクニックシートの上に仲良く
座り、桜太朗がおもちゃの鍋をしゃもじでかき混ぜていました。
郁生が刀瀬に気付くとすかさず桜太朗が立ち上がり「パパー!」としゃも
じを振って出迎えてくれました。どうやらランチタイムに親子丼を作っ
ているらしく、桜太朗がシェフのようです。
ままごとに入るならスーツを着替えたいところですが、桜太朗に「早く
早く」と急かされて諦め、シートの上に胡坐をかくと郁夫が笑顔を向け
てきます。
おひとりさまですね。ご注文は?
あー、親御丼をひとつ。
かしこまりました。おうちゃんシェフ、親子丼をお願いします。
はいっ。
桜太朗がきりっとした顔でおもちゃの鍋に砂と枯れ葉を流し込み・・・
B5版片面(書店により型違い有)にて、紀桜太朗が庭でおままごとをする
お話になります。
桜太朗はおもちゃの皿に山盛りの親子丼を仕上げますが、多すぎてザザッ
とこぼしてしまいます。桜太朗は表情を強張らせますが、郁夫は大袈裟な
仕草でこぼれた砂を頬ぼる真似をして、桜太朗を笑顔にします。
桜太朗がもう一度刀瀬のために親子丼と作り始め、郁夫は刀瀬に続きを
頼むと離れに向かい、お昼を作り始めました。
桜太朗がデザート用にと追加の土を集め始めると、刀瀬は離れの台所に
向かいます。郁夫は桜太朗に砂だらけにされた事も気にせず楽しんでいて
刀瀬はたまらなくなり、郁夫を背後から抱きしめました。
「すげぇ幸せを感じた」という刀瀬に郁夫は「おままごとがすごく好き
なのか」というちょっと斜め上な解釈を披露する
・・・という親子3人のほのぼのした一幕でした♪
微妙にズレた郁夫の返しと、それをまたまるっと受け止める刀瀬にニマッ
とさせて頂きました。
刀瀬親子は天気の良い日曜日でも庭でおままごとなんて、郁夫が来るまで
はした事がなかったのでしょう。桜太朗を優しく見守る郁夫の様子に刀瀬
がグッときちゃうところが良かったです (^-^)
ほっこりほのぼのショートストーリー^^
桜太朗とおままごとをする郁生と、それを見守る刀瀬のお話。
桜太朗がおままごとで料理を作っています。
大盛り親子丼を頬張る振りをする郁生は、やっぱり優しい子だなぁと思います。
もしかして、桜太朗は郁生みたいな料理人になったりして?
そして、そんな光景に幸せを感じる刀瀬ーー
家族3人のなんて事はない日常が尊い。
色んなことがあると、当たり前に思っていた事って、実は尊くて大切にすべき事だったんだって気付きます。
この日常を大切に、ずっと幸せが続いてほしいと思う素敵なエピソードでした。