みざき
dekiai papa no jirettai hatsukoi
優輝の野望。
それは、泰成の泰成を手で、口で、愛撫をすること。
つまりフェラチオがしたい。
という身も蓋もない感じで始まる書き下ろしです(笑)
導入がもう面白い。
泰成の巧みな愛撫の数々に初めての時から快感でいっぱいになり仕方がなかった優輝は、挿入されてしまうともうすっかりそちらに夢中になってしまって、自身は泰成に愛撫を返せないでいるのが気になって気になってしょうがない。
このまま自分はずっとマグロなのでは…?初めてから気持ち良かったなんて自分はおかしいんじゃないか…?!してもらってばかりじゃなく、自分も泰成を気持ち良くしたい!と悶々と悩んでいます。
…なんという男冥利に尽きる発言と男殺しの悩みごとなのか……
そして健気さと真面目さが変な方向に吹っ切れている辺りに2人の相性の良さをひしひしと感じます。
思わず突然涙ぐんでしまった優輝に、どうした?とたずね、優しく抱きしめる辺りに抱擁系スパダリの片鱗を感じる泰成。
そう、本編も読み始めはこんなスパダリだった…!!
しかし案の定、理由を聞いた泰成に「それはもうちょっと慣れてから。100回くらいすれば慣れるかもね」と言いくるめられ、あれよあれよと一晩でカウント数をドカドカ稼ぐことになるのでした。
もー、泰成は本当に悪い大人!!(笑)
でもこんなに可愛いことを無垢さ全開で言われたら…気持ちは分からなくもないかもしれない…
コミカルで可愛いショートストーリーでした。
さて、優輝はいつになったら泰成の味を記憶出来るのでしょうか。