kurinn
kinrouou no saiai omega
メルヒオールとクラース将軍は幼なじみでライバルです。
将軍は剣術は自分が1番だけど、それ以外はアルファである王のメルヒオールだと信奉しているのです。でもキリヤという番が現れてからは恋に溺れて完璧で無くなったと嘆いています。
そして目の前にはドヤ顔でキリヤに「ほっぺにちゅ」をするメルヒオールがいるのです。笑
将軍も負けじと妻(男)のピノーにすると、キリヤは逃げ出しピノーに叱られてしまいました。
パーティーに夫婦で参加した将軍は王妃の話を聞きたい人々がピノーの周りに群がるので、牽制の為にほっぺにちゅをするのです。それが思いがけずパーティーに参加していた若者から街中に流行り、メルヒオールが知る前に鎮静化しないかと焦っていました。笑笑
双子の王子を断乳させる為に2人で王家の別荘に向かう途中に、キリヤの提案で孤児院による事にします。そこでは叔父のサイラスが罪を償う為に働いているのです。2人は以前より会話をするようになりました。サイラスが相談があると言うので、快諾するメルヒオールでした。
でもその内容とは子ども達の間でホッペニチュというふしだらな行為が流行して困っていると言うものでした。笑
紛れもなく自分が原因だと思って困ったメルヒオールですが、恋人として好きな相手とする特別な行為で獣の耳を外で触らせるのと同じ事だと、子ども達にわかりやすく諭すのでした。
帰り際にサイラスに愚行と言われて反省したメルヒオールに、キリヤは子ども達の前では自粛して2人きりの時にと言ってもらえて喜んでました。
本品は『金狼王の最愛オメガ』のコミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、異世界での愛情表現についてのお話です。
キリヤが現れてからめメルヒオールは完癖ではなくなります。仕事が滞り、
日に何度も上の空になり、クラーク将軍はアルファも恋をすれば我らと
変わらない、というよりもむしろひどく、恋に溺れる程になるとは思って
もみませんでした。
以前は公務とオメガ探しに忙殺され、ストイックなほど色ごととは無縁で、
異世界召還を行う日が決まった後で慌てて配偶者への扱いをクラークに
聞く有様でしたが、無事に番となった今でも王妃に夢中な上に、自慢とい
う王族としてはいささか下品ともいえる行為をするようになったのです。
クラークと妻の前で、キリヤの頬に「ほっぺにちゅ」をした時もそうでし
た。食べたいくらい可愛い恋人の頬を甘噛みする事はあっても、唇を押し
付ける習慣の無かった獣人とって、それはとても衝撃的だったのです。
これはほっぺにちゅという、キリヤのいた世界での愛情表現の1つだ。
好意を持つ相手の頬にちゅっと音を立てて唇を触れさせる。
音の立て方が難しいのだ。
夫婦としてはこちらの方が先輩で経験もあるのに、得意満面な表情がいさ
さか憎たらしく、王が王妃の頬でほっぺにちゅを披露して10も数えぬうち
に、ピノーを引きせてむっちょりと音を立てて頬に口づけます。
それくらい俺でもできる!
ふんと鼻息を荒くするクラークでしたが・・・
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)12頁というボリュームでメルヒ
オールがクラース将軍に異世界での愛情表現を自慢するお話で、クラーク
将軍編とメルヒオール編の2本立てになっています♪
メルヒオールが負けじと張り合おうとしたところで、キリヤが「いい加減
にしろ」と言って逃げ、ピノーには「くだらない」と一蹴されてしまいま
す。
しかしクラークは妻同伴のパーティに出席するたびにこれをするとピノー
に話しかけようと輪を作っている人々を追い払えるため、妻同伴のパーテ
ィに呼ばれるために披露していたら、いつの間にか都中に流行ってしまう
・・・という幼馴染同士の対抗心がなんともおかしなお話でした♪
メルヒオール編はクラーク編のメルヒオール視点とその後のお話になり、
2人が顔を出した孤児院で、子供達の間で「ホッペニチュ」という遊びが
流行っていると知ってサイラスに怒られてしまうというオチです。
暗ーくもメルヒオールも妻LOVEが止まらなすぎ!! ですよね(笑)
対抗心メラメラなクラークも、サイラスに怒られるめるメルヒオールも
とっても面白かったです (^O^)/
※他特典(レビュー済)
アマゾン店特典は紀里也の両親のお話、
フェア店特典は紀里也のくつしたのお話です。