てんてん
maou meisou
本品は『恋する救命救急医 魔王迷走』初版限定挟込ペーパーです。
本編後、2人が「le cocon」でモーニングを食べるお話です。
2人が「le cocon」のドアを開けると、いつもようにマスターの落ち
着いた声が迎えてくれました。いつもは黒いベストの彼が白いシャツ
姿なのはなかなか新鮮です。
「ここがモーニングやってるってのは本当だったんだな」という森住
のつぶやきに、てっきり電話をかけたと思っていた貴志は呆れたよう
ですが、藤枝が招くままに席に着きました。
今日のモーニングはフレンチトーストで、温めていたフライパンに
そっとバットに入れたパンを滑り込ませ、焼いているうちに素早く
ジュースとサラダが用意されていきます。
食事を待ちながら森住は午前4時起きの原因となった貴志兄弟の関係
を問いただします。「双子ってもっと仲がいいもんじゃないのか?」
という森住への貴志の答えは・・・
B6サイズペーパー両面中折り2段組3頁と長めの番外編は「le cocon」
で貴志が自分たち兄弟について語っています。
貴志達が生まれた頃は両親も祖父母も仕事が忙しくて、2人はナニー
に育てられたのですが、別々にナニーがついていたため同じ家の中に
はいたものの何もかも同じくべったりとはならず、別々に育ったと
言います。
性格の違いは生来のものもあるとは思うけれど、育ててくれたナニ
ーの性格の違いもあるのではとの事。親に育てられなっかったのは
森住も同じですが、森住はほぼネグレストだったので、本当にいろ
いろだと思います。
2人の話が途切れたところでちょうど朝ごはんがサーブされます。貴
志は昔ナニーが作ってくれたパンケーキの朝食を思い出したと安らい
で見え、森住はそんな貴志がうらやましくも可愛らしくも見える
・・・という本遍の幕引きでちょと気になった「le cocon」でモーニン
グについてと貴志兄弟の裏話的なSSでした♪
前巻はオテル・オリヴィエの朝食風景でしたが、今回は「le cocon」
です。どちらもおいしそうでお腹が刺激されすぎるぅ ( ̄ー ̄)