RoonyFriends
if no sekai de koi ga haimaru
15ページ程度で攻視点です。
本編では大狼に並行世界のことを秘密にしていた彰人でしたが、付き合ってしばらくしたある日、ついに打ち明けたようです。ですが大狼はそんな話信じられる訳もなく、かといって彰人が嘘をついているとも思えず、「まだ営業部に馴染んでいなかった頃の彰人は、そんな現実逃避をするほど追い詰められていたんだ」と考えています。彰人が意識を失っている間に見た、長い夢だと捉えているのです。
ここで安心しました、すんなり並行世界の話とか信じてたら、現実味がなくなってしまいますから(笑)。彰人も大狼が本当に信じてくれることを心から期待している訳ではないと思うので、OKです。
ですが彰人が並行世界の大狼のことを嬉しそうに話すので、大狼の気持ちは複雑です。その並行世界の自分とやらに対抗心を燃やしてしまい、つい例のミルフィーユのおいしいアリスのお店に彰人を連れて来て、並行世界の自分はどんな奴だったか聞いたり、同じようにミルフィーユを半分彰人にあげたり。かわいい。
でももちろん、この世界の彰人が好きなのは、この世界の大狼ですから…。あ〜〜ラブラブで良かったねエンドです。
本編では営業マンとして人たらしっぽい感じも示唆されていた大狼が、これまでの恋人にはそこまでサービスしていなかったらしいのは意外でしたが、仕事とプライベートは違うということなのでしょうか。ともあれ彰人のためなら好きでもないミルフィーユも一緒に食べるようです。めでたしめでたし。