社史編纂室で恋をする  ご購入特典書き下ろしペーパー

shashihensanshitsu de koi wo suru

社史編纂室で恋をする  ご購入特典書き下ろしペーパー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
22
評価数
6
平均
3.7 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
社史編纂室で恋をする(但フェア開催店購入者のみ)

商品説明

文庫発売記念・フェア店購入限定特典かき下ろしペーパー
B5版4つ折り片面にてイラスト1頁+小説3頁
志月が常務の載る社内報に見入っていて稲葉が嫉妬するお話です。

レビュー投稿数2

恋人は貴方です♡

本品は『社史編纂室で恋をする』のフェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、志月が常務の載る社内報を見ていた時の小話です。

志月は出来上がったばかりの社内報の一面を飾る塚森常務を眺めつつ、
ほう、と息を吐きます。

広報向けに敢えていつもより少々派手なイタリアのミラノ製のスーツを
身に纏った常務は、いつものかっちりとしたスーツを着用しているより
もプライベートな雰囲気を買いま見せる様な秘密めいた雰囲気が感じら
れてとてもいい感じです。

もう一度息を吐いたのとほぼ同時に、ぽこっと頭を叩かれます。傍らに
立っていたのは現在の上司であり、恋人でもある稲葉室長補佐でした。
志月は丸めた社内報で叩かれたようです。

志月は恋人と一緒に夕食をとるべく彼を待っていたのですが、彼氏持ち
の志月が塚森に見惚れていた事が気に入らないと言うのです。

しかし、志月にとって常務はもはや偶像崇拝に近く、きちんとした格好
の男性が恋愛的な意味でなく好きなだけなのです。他者にまで押し付け
る気はないけれど、真夏でもスーツを着用する事を良しとしています。

常務が特別と言う事ではなく、スーツ姿の男性が好みましいというだけ
なのだから、変に誤解しないで欲しいと言う志月の言葉にも稲葉は納得
しない様子です。しかも志月には稲葉の言より気になる事があり・・・

A4サイズ(書店により版違い)片面にて稲葉が嫉妬するお話になります♪

実は今日の稲葉は社内報の常務に負けず劣らずのスーツ姿だったのです。
今朝まではいつもの恰好だったので、とても気になっていたのですよ。

稲葉は隠密活動だったらしく、ひっそりと動きたい時ほど没個性となる
スーツを着用していたのです。志月が初めて会った時もスーツ姿で、か
っこ良かったというと稲葉は少々ばつの悪い顔をします。

騙し討ちのような出会いを気にしている様ですが、志月はいつまでも気
にしなくてもいいのにと思っていますし、志月は稲葉ならスーツ姿の時
だけじゃなくて、普段着でも室長補佐の時全部大好きだとまっすぐに
告げると稲葉は微かに照れ笑いを浮かべます。

そんな稲葉の貴重な姿をここぞとばかりに凝視していたのですが、視線
を外した瞬間に撫でつけられた頭をぐしゃと乱し、ネクタイも引き抜か
れて、つい「常務みたいでかっこよかったのに」と盛大な失言して稲葉
に「今晩泣かす」と脅される

・・・という志月の大ボケが楽しいSSでした。

稲葉は友人として仕事相手として塚森と良好な関係なのでしょうけれど、
悪い所も知っていると思うのですよ。だからこそ志月が憧れているのを
理不尽に感じているのかなと思うのですが違いますかね?

稲葉が嫉妬するのは当然だとのは私だけじゃないですよね (^-^)

3

恋人が好きなのは

本編終了後、社内報をうっとりと眺める志月のお話。
志月の塚森常務へ対する感情は、ある意味アイドルを見ている時のような感覚なのではないでしょうか?
というよりも、どちらかと言うとこちらの短編では志月のスーツへの執着やスーツフェチっぷりがこれでもかと描かれています。
「いつもより少々派手なイタリア製を持ってきたところがいい」etc…と、縫製国別に分析をする見方が非常にマニアックです(笑)

そんな、塚森常務が大きく掲載された社内報を幸せそうに眺める恋人の姿を見て、分かりやすく嫉妬を口にする稲葉が可愛らしい。
と、さり気なく「彼氏」を強調する稲葉にクスッとしつつ。
普段は無精髭にぼさぼさ髪、ノータイにくしゃくしゃのシャツ、トイレサンダルとだらしのない服装の稲葉が、今日は所用があったからとこれまた素敵なスーツ姿なのですよ。
これには志月もグッときてしまいます。
上背のある男前がきっちりとしたスーツを着ているとなんとも言えない魅力がありますよね。分かる。
本編での、みずかね先生の描かれる稲葉はめちゃめちゃかっこよかったですし。
スーツ姿の稲葉も素敵だけれど「どんな服装の教明さんでも全部大好き」と語る志月に今度は稲葉の方がグッときてしまう…
もう、超がつく相性の良さなのでは…?
その後に余計な失言をうっかりしてしまうあたりが志月だなあ。
志月が稲葉を服装をきちんと戻そうとするシーンがこちらでも少しだけ見られます。
攻めの身嗜みを自分好みに整える受けの描写がなんだか好き。

志月視点で語られる、べたべたに甘いカップルの可愛らしいお話でした。
志月はこの後本当にベッドで沢山泣かされるんだと思う。

1