てんてん
juujinou no otetsuki ga migomorimashite
本品は『獣人王のお手つきが身ごもりまして』のコミコミオリジナル
特典ペーパーです。
本編と続編の幕間、ロイとリアが子供の名前を考えるお話です。
リアの子を宿したロイですが、2人の子は今はココナの卵に移って生ま
れる時を待っています。
ココナの卵は時々ふわりと青い光が漂ったり、小さく震えたりするので
すが、ココナの話では卵がそういった変化を見せる事はないそうなので、
ロイとリアの子が自分の存在を主張しているように思ます。
ロイはその変化を見逃すのがもったいないと思い、1日の大半を卵のそば
で過ごしていました。
そしてこのところ卵が産まれるとお祝いに贈られるというクッションが、
急激に増えていました。公表はしていなくても情報を仕入れてお祝いを
してくれる人は多く、豪華な刺繍のものや宝石や異国のガラス玉が縫い
込まれたものまであり、使うのが怖いくらいです。
卵の部屋にいるロイに、リアはココナが自分よりそばにいる時間が多い
と笑っていた言われたロイですが、場所を借りているだけの自分が卵を
独占していては申し訳ないと思ってしまいます。
そんなロイにリアは言葉を重ねます。愛情をかけられた卵からは元気な
子が生まれるというし、見ているだけで幸せというロイの気持ちはよく
わかると。
そしてロイを膝に乗せてギュッと抱きしめて、首筋にキスをして甘やか
しながら、名前を考えなければなと言います。リアはロイの名に似た響
きのものを入れられればと思っているらしく・・・
B5サイズ4つ折り両面にて続編に出てきた2人が子供の名前をいろいろ
考えるお話です♪
リアにとってロイの名前は、世の中で一番愛らしい名前だというのです。
その言葉にロイの頬は熱くなります。
デルバイアはお祭り好きの国民性だから、王の子が宝玉だと発表された
らどれほどの騒ぎになるか想像もつかないと言います。今の段階で公表
されたら館に入りきらないほどのクッションが届くだろうと。
クッションが通路にまで溢れてみんなの動きが取れなくなってしまうの
を想像してロイは笑ってしまいます。リアが語るほんの少し先の未来は
キラキラと輝いていて眩しいほどです。
リアはロイを甘やかしたいようですが、ロイは格好いいリアに負けない
ように自分も格好いい母親になりたいと思うのです。そんなロイの言葉
はリアに耳を飛び立たせ、尻尾をぶんぶん振り回させ、寝台へと直行さ
せる
・・・という甘々なお話でした♡
結局、名前を考えるよりもいちゃいちゃな時間のほう長かったですが、
両親がラブラブなのはいいことかな。
ロイが何をしても可愛くて仕方がないリアが面白かったです (^m^)