てんてん
king no kesshin
本品は『恋する救命救急医キングの決心』の初版限定挟込ペーパーです。
神城視点で筧が戻って来た日のお話になります。
神城の家は古いが為にお風呂は広く、お湯を張るのに少し時間がかかる
ものの、ゆったりと2人で入れるサイズです。
神城はこの風呂にお湯を張るのはいったいどのくらいぶりだろうと考え
つつ、とにかく雑と掃除をすると、温かいお湯を張り始めます。神城は
集めが好きですが、食ったりと疲れた筧には、少しぬるめにして、棚か
ら入浴剤を見つけて投入し、恋人を迎えに行きます。
ミントっぽい涼しいブルーのお湯に筧は嬉しそうです。広い湯船の中で
神城は恥ずかしがる筧を後ろから抱いては入っていました。神城は初め
て2人で風呂に入りながら、今まで筧のだらしない姿を見た事がほとん
どないことに気付きます。
朝も神城がのっそり起きる頃には筧はもうきちんと身づくろいを済ませ
朝食を作っています。すべすべした柔らかい肌を見るのは、ベッドの中
でした。
筧のまろやかな肩に顎をのせた神城は抱き心地の違いに少しやせたので
はと訊ねますが、筧は体重計なんて乗らないから知りませんと真っ赤に
なってしまいます。
妙におとなしい筧に神城は洗ってやろうかと言いますが・・・
B5サイズ四つ折り両面ペーパーで、本編の幕間的なお風呂タイムのお話
になります♪神城視点で筧が全身を桜色に染めている状況を明らかに楽し
んいます。
久しぶりの交情に筧の身体がついていけていなかった様子に無理をさせた
かと心配になりますが神城自身も覚えたてのセックスに夢中なカップル
のような愛し方をしたように思います。
自分にもまだ後先考えずにエッチできるだけの体力があったということか
と神城は苦笑しますが、筧には後先を考えて欲しいとため息をつかれて
しまうのですよ(笑)
そして今も裸の筧を抱いていて突っ込まないのを褒めて欲しいとのたまい
筧に関節技を掛けられるというオチが楽しいSSでした。
神城の気持ちはわかるものの、筧が神城の体温を感じられる状況を楽しみ
たいとおもっているのもわかるほのぼのさ♡お風呂タイムなのにエロい
感じがしないムズムズ感が結構楽しかったです。
本編ではなかなかこういうシーンは入りにくいので、そういう意味でも
楽しいSSでした (^-^)