ちゅんちゅん
koi to usagi
電子限定おまけ「ハウスとうさぎ」
ある休日の朝。
このまま寝室にこもって恋人を愛でたおしたい相模原でしたが、相模原の扱いに慣れてきた杜羽の対抗策により今日はお出かけです。
今日は杜羽の両親に頼まれた「保護うさぎ」の譲渡説明会に行かなければならないのです。
抜け目ない相模原は目的地にある温泉宿も手配済です。
温泉も楽しみですが抱っこさせてくれるといううさぎも楽しみで、うさぎをだっこする杜羽を写真にとって待ち受けにする気満々です。
自分が作った朝食を食べる杜羽の可愛さを堪能しながら、これを週末限定にせずこれを毎日のものにできないかという想いが溢れてきて、ついにタイミングを計っていた同棲の話をふります。
前作で日向に鷹司と喧嘩したときのためにベッドを一つ開けておくという約束を聞いていて嫉妬する杜羽に可愛すぎてどうしよう状態になってしまった相模原。
「恋愛はあったら彩になるけどなくてもいいものだ」と言っていた相模原が可愛い杜羽の顔を見れないのは人生の損だとまで考えるまでに至ったことが驚きです。変わりすぎ。
愛は相模原のような人も変えてしまうんですね。
杜羽との同棲生活を邪魔されないよう、家族に溺愛されている杜羽への関心を杜羽似の
「保護うさぎ」へ向けてもらうべく、「保護うさぎ」も宇咲家も自分たちもしあわせな
未来へむけて気合を入れる相模原でした。
相模原の溺愛具合に拍車がかかって砂を吐きそうな甘々な後日談でした。
翻弄されまくっていた杜羽が相模原にたっぷり愛されてしたたかになってきたのも興味深かったです。
相模原の周到な計画により、保護うさぎのマロンは無事宇咲家に引き取られ、かわりに杜羽は相模原の家に移り住む未来までが予想できました。