天色の瞳は千年の恋を抱く コミコミ特典小冊子 幸福の在処

amairo no hitoi wa sennen no koi wo daku

天色の瞳は千年の恋を抱く コミコミ特典小冊子 幸福の在処
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
天色の瞳は千年の恋を抱く(但コミコミスタジオ購入のみ)

商品説明

文庫発刊記念・コミコミスタジオ購入限定特典書き下ろし小冊子
A5サイズ全16頁(内小説11頁)
葵が千年後の世界に飛んでから数日がたった2人のお話になります。

レビュー投稿数1

変化したモノ、不変なモノ

本品は『天色の瞳は千年の恋を抱く』のコミコミ限定特典小冊子です。

本編後、2人が葵が住んでいた都を訪れるお話です。

「時廻りの鏡」を使い、葵が生きていた千年後の世界に飛んで十数日。
2人は脊山から里に下り、あちこちに立ち寄りながら南下して都に辿り
着きます。

葵がうっすらと覚えている都よりもずっと人の数が多く、賑やかですが
シンも「祭りのようだ」と好奇心を滲ませます。シンは千年後の世界には
美味い酒が多いと新しい土地を訪ねるたびに地酒を楽しみ、夕餉には
すこし早い時間ですが目についた酒屋に入る事にします。

美味しそうに飲み食いするシンに葵はこっちのほうが美味しいものが
食べられるし、生活するには便利だから残ろうかと問いかけます。

美味いものも便利な世の中も私にとっては二の次だ
私は私を必要としてくれる場所がある方がいい

お互いにお互いの気持ちを慮って相手のいいようにと思い当たっている事に
2人で笑い合います。シンは葵に智心が付いたのかと思いますが葵にとって
4才まで暮らした都の記憶は朧気で再び出会ったシンと共に旅した日々に
今までで一番幸せを感じていたのです。2人は都見学をしたら戻ろうと決め
今夜の宿を探していると・・・

A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)で2人が千年後の世界を旅する
お話です。

千年前の世界では夜になると明かりが堵は欲しい事もあって皆家に籠り、
早くに執心しますが、ここでは人の波が減らず気の早い花見酒を嗜む人も
大勢見かけます。

2人も夜桜を仰ぎながら歩いていましたが、遠くの方で微かな悲鳴が聞こえ
シンは声のしたほうに足早に歩いて行き葵も追っていきますが、不思議な事
に周りを行く人々は悲鳴など聞こえないのか誰も足を止めずに普通に
歩いています。

悲鳴が聞こえた空き地は妖が巣らしい暗闇に包まれていました。2人は輪郭
のない闇を捉えるために呪詛を唱えて妖の囚われていた男を助ける事に
成功します。葵は自分が時を渡ってせいで住んでいた山が姿を変えたりと
変化は多いけれどずっと変わらないこともまた多くありました。

葵はこちらの世界がどうなったのかと遠くから心配するよりも自分の目で
見届けて納得できたことをそして自分の帰りたいところが千年前の
あの場所だと確信できたことを嬉しく思う
・・・というほのぼの系な後日談でした。

葵が変えたかったシンの未来のために時渡りをします。シンの未来を変える行動で変わらずに残るモノもあったことが葵の救いとなったようです。

本編よりも2人のその後と世界の変化をもう少し詳しく描いた後日談でしたが
読まなくても特に問題はないかな!?

今回は他のレビュアーさんが激押しの電子特典がよさそうに思えますね。
私は紙派なので手を出しませんけど (>_<)
最近は電子特典の方が長くて読み応えある番外が増えてる感じで
ちょっと悲しいです。

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