BL本の帯はネタの宝庫です。何かとブログなどに取り上げられやすい帯コピー。 とにかくキャッチは目立ってナンボ。編集者の腕の見せ所という説もあり? そんな心揺と腹筋をゆさぶるキャッチコピーにそそのかされて買ってしまった作品をご紹介します。
BLといえば、勤勉、向上心がある、優しいなどの男性が当たり前だと思っていた頃、この帯を見つけました。 何という怠惰的な態度(笑)そして世の中を捨ててしまったかのかなという感想でした。 読んでみると、密のキャラクターやその言葉にもびっくりだったのですが、それ以上にびっくりだったのは、十和子との関係です。BLといえば男性同士の恋愛がメインと思っていたのに、男女の恋愛まで包み隠さずに書いてあるのです。 帯から始まり、本編中の密の台詞、そしてストーリーまで、何から何まで、BLにはあまりない展開、今までにないキャラクターが驚きでした。帯のキャッチコピーは登場人物3人の微妙な関係がそのままを表している気がします。