コバルト文庫ですので図書館に所蔵されている可能性が高いです。私自身も購入することなく、図書館で借りてすべて読み切ることができました。「長いシリーズだから集めるのは大変…」と思っている方も、是非図書館で探してみてください。
炎の蜃気楼は本編だけで全40巻と長大ですが、まずは第1巻から第5巻「まほろばの龍神」を読んでから番外編「断章ー最愛のあなたへ」を手に取ってみることをオススメします(くれぐれも番外編を飛ばして第6巻を読みませんように)。少女小説にありがちのごく普通のファンタジーアクションだと思っていたら、「断章」でひっくり返されますので。まさかのBL展開となります。しかも執着愛。ここから炎の蜃気楼シリーズはオカルトアクションから男二人の五百年に渡る愛憎劇に姿を変えます。濃いBL好きな方は絶対ハマると思います。5巻まではありきたりのお話だという印象を受けても、「断章」でハマったら抜け出せなくなります。逆に「断章」に嫌悪感を感じたら合わないと思うので読むのはやめた方がいいのではないでしょうか。
ちなみに、本編の他に戦国時代が舞台の「炎の蜃気楼邂逅編 真皓き残響」シリーズ(既刊14巻)、幕末を描いた「炎の蜃気楼幕末編」(既刊2巻)も出版されています。本編より先にこちらから読んでも楽しめると思いますが、やはり本編を読んでからの方がオススメ。読むタイミングとしては本編を読んでいて疲れたときに骨休めの感覚で過去編に手を伸ばすのがいいかと思います。私の場合は第20巻「十字架を抱いて眠れ」まで読んで一区切りつけたかったので、過去編を読み始めました。過去編は本編よりライトでアクション要素が強いです。
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