これはハッキリとしたBLではないにもかかわらず、ものすごくドキドキさせられる、稀代の名作だと思います。20巻で、やっと直江と高耶が肉体関係を持つようになるんですが、それも硬質で、エロいも萌えるもない(笑)
ですが、自分のアイデンティティに深く悩む高耶に「愛しています」とだけ告げて去っていくシーンでありえないほどテンションあがる!
本編だけでも40巻、番外も入れれば50巻の大作なので、一気に読もうなどとは考えないこと(笑)
DVDで、アニメバージョンを見てハマりそうなら、原作にGo!ですね。ただし、最終巻はハッピーエンドとは言いがたいものがあるので、ハッピーエンド好きの人はどうかな?
やはり著者・桑原水菜先生が中央大学在学中に書いたものということで、最初の部分は学生らしいイタさがあります。
そういうディテールにひっかかるとなかなか読み進められないという欠点もあるので、アニメで予習はおすすめ。
一番、どハマりするポイントは「みなぎわの反逆者」あたりで、キスシーンひとつだけでこれほどドキドキするもんかと思いました。ですから、「みなぎわ」までイッてダメならダメかもしれない。
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